亜鉛を取りすぎると下痢になる!?

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亜鉛

亜鉛は身体に必要な栄養素であり、不足すると味覚障害や代謝不良などを引き起こします。しかし、逆に取りすぎても下痢や腹痛などの症状が現れます。亜鉛を上手に取る方法を説明いたします。

必要不可欠な栄養素―亜鉛―

亜鉛とは人体に不可欠なミネラルの一つであり、細胞の代謝に関わる数百種類の酵素を構成しています。皮膚や髪などに多く存在しており、代謝が活発な骨や腎臓といった組織にも含まれています。

亜鉛は欠乏しやすい栄養素であり、栄養事情の悪い時代や場所では顕著に亜鉛の欠乏症が見られていました。また成長期の子どもや療養中の方は、亜鉛を消費しやすいため欠乏しやすいミネラルです。

ファーストフードやインスタント食品に含まれる食品添加物には、亜鉛の吸収を妨げる効果があります。栄養素自体もあまり含まれていないため、あまり摂らないようにしましょう。ビタミンCを含む食品と一緒に摂ると、より吸収されやすくなりますので、ビタミンCが豊富なピーマンやモロヘイヤなどの食材と一緒に食べると効率的です。

 亜鉛

亜鉛の効果

 

味覚を正常に保つ

成長期に亜鉛が不足すると、将来味覚障害になりやすくなるという話は有名ですが、成人になっても同様のことが言えます。確かに特に代謝の激しい成長期に亜鉛が不足すると、味覚や新陳代謝の激しい器官に障害が現れるリスクはありますが、成人になっても代謝が子どもほど多くないというだけで同様のリスクが存在します。

味覚だけでなく、骨や腎臓などあらゆる器官にとって亜鉛は必要ですので、インスタント食品などはあまり摂らずにオーガニックな食品を摂ることをお勧めします。

 

生活習慣病を予防する

亜鉛には、コレステロールの上昇を抑えて動脈硬化などの生活習慣病を予防する効果があると考えられています。また代謝を促進する作用もありますので、身体にきちんと栄養素が行き渡るようにサポートする働きもあります。

 

髪の毛を若々しく保つ

亜鉛は髪の毛にも多く含まれています。亜鉛を継続して摂ることで、健康的な頭皮環境を維持できると言われています。ただし、髪の毛の主成分はタンパク質であり、亜鉛はその合成をサポートしますのでタンパク質などの栄養素をバランスよく摂るのがベストです。

亜鉛が不足すると

亜鉛は代謝に必要な物質であり、これが不足すると細胞の生まれ変わりが顕著な部位に変調が現れます。特に新陳代謝の激しい口内では、味覚障害などの症状を発症します。さらに免疫の低下や皮膚炎なども引き起こします。男性は前立腺にも亜鉛が必要であることから、これが不足すると性機能の低下も起こります。女性の場合にも妊娠中は亜鉛が必要であり、亜鉛が足りていないと胎児の健全な成長が妨げられることもあります。 

 

取りすぎもよくありません

亜鉛は毒性が非常に低いため、通常の食事から過剰症になることはありませんでした。しかし、近年では必要な栄養素を凝縮したサプリメントなどの健康補助食品が出回っており、手軽に栄養素を摂ることができる反面、過剰症が心配されるようになりました。

亜鉛を取りすぎると、体内で鉄分の吸収が妨げられるようになります。鉄分ヘモグロビンの材料となる成分であるため、これの吸収が阻害されると貧血となります。また下痢やめまいといった症状も現れますので、取りすぎには気を付けましょう。サプリメントには使い方や量がそれぞれ決められていますので、確認して使ってください。亜鉛の一日の目安摂取量は成人男性で810mg、成人女性で68mgとされており、これが30mg以上になると貧血や下痢などを引き起こすとされています。

亜鉛を必要な量だけとるには、レバーや牛肉などを摂っておけば大丈夫です。インスタント食品はできるだけ避けて、どうしても足りないときにだけサプリメントを使うようにしましょう。

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