ビタミンB12 の効果・効能

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貧血

ビタミンB12効果効能をご存知でしょうか?ビタミンにもいろいろとありますが、このビタミンB12というのは、脳のビタミンとも呼ばれています。脳のビタミンとは?なんとなく興味がわいてきませんか?

ビタミンB12とは?

ビタミンB12は、アメリカ人のフォルカースらにより、レバーを食べると悪性貧血の改善になることがヒントになり、1948年に牛の肝臓からの分離に成功しました。彼らは、ビタミンB12と命名しました。ビタミンB12には、歴史的にも貧血と深い関りがあるのですね。

ビタミンB12は、分子内にコバルトを含むためコバラミンとも呼ばれています。コバルトとは、体を構成するミネラルのひとつになります。単独での作用はせずに、ビタミンB12を構成する成分として存在しています。体内には約1.5㎎のコバルトが存在しているそうです。ビタミンB12の構成成分となっている為に、このうち15%がコバルトだといわれます。そうなると残りの85%は?と思いますが、まだ働きが明らかになっていないようです。

ビタミンB12の誘導体には、シアノコバラミン、メチルコバラミン、アデノシルコバラミン、ヒドロキソコバラミンがあります。その中でアデノシルコバラミンとメチルコバラミンが体内で補酵素として働きます。ビタミンB12は、細胞が分裂する際には、不可欠な補酵素で、赤血球と結合して酸素を運ぶ役割をしているヘモグロビンの合成を補助しています。そして、葉酸との協力で赤血球をつくる働きを補助します。また、ビタミンB12には、核酸アミノ酸たんぱく質の合成を助ける働きもあります。

ビタミンB12は、脳のビタミンや神経のビタミンなどとも呼ばれることもあります。ビタミンB12が脳神経の働きに深くかかわっているからです。ビタミンB12の働きにより、脳細胞や脳神経の再生・修復がされるともいわれています。ビタミンB12は、大量に摂取しても、副作用がないといわれており、むしろ大量のビタミンB12を摂取することで、さまざまな効果が得られるといわれます。認知症、アルツハイマー病、パニック障害、不眠症、自律神経失調症など、脳や神経に関わる症状の改善や、脳梗塞、隠れ脳梗塞、脳溢血、脳血栓などの予防にも期待が出来ます。ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があるのです。

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貧血の予防

赤血球の生成に必要不可欠な成分です。赤血球の核酸の合成には、葉酸が必要ですが、葉酸の合成にはビタミンB12が必要となります。つまり、葉酸とビタミンB12のどちらが不足しても巨赤芽球性貧血の発症の原因となります。巨赤芽球性貧血とは、ビタミンB12と葉酸は、骨髄にある造血細胞が赤血球を作ることを補助するために不足すると赤血球を作れなくなります。そして、細胞分裂ができなかった赤血球は、肥大化して巨赤芽球となり酸素の運搬などができなくなり、貧血を起こします。

心臓病や脳梗塞の予防

ビタミンB12には、心臓病や脳梗塞の原因となるホモシステインの血中濃度を下げる効果があります。これにより心臓病や脳梗塞の予防に繋がります。ホモシステインとは、タンパク質の代謝過程でできるアミノ酸の一種です。血中に堆積して動脈硬化を引き起こし心筋梗塞などの心臓疾患や脳卒中を招くといわれています。

神経への効果

ビタミンB12は、神経細胞の表面の脂質膜の合成に必要な成分です。末梢神経の傷の修復などもするので神経痛や手足の痺れなどを緩和してくれる働きがあります。

精神への効果

脳内伝達物質のアドレナリンは、人を元気で意欲的な精神状態にしてくれる働きがあります。アドレナリンは、同じ脳内伝達物質のノルアドレナリンから、ビタミンB12と葉酸とナイアシンによりつくられます。不足により意欲の低下やうつなどになる場合があります。また、脳内伝達物質のセロトニンからつくられるメラトニンは、睡眠と覚醒のリズムをコントロールしています。ビタミンB12は、メラトニンの生産を調整するので、ビタミンB12が不足することで不眠症になります。

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まとめ

確かに脳のビタミンといわれるだけありますね!因みに、このビタミンB12は、ビタミンB群のなかでも、唯一野菜には含まれずに動物からしか補給できないビタミンとなります。ベジタリアンに不足する栄養素としても有名なのですよね!その解決策は、別の記事でお話ししたいと思います。

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