ビタミンD3の効果効能

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ビタミンD

人間の体内で重要なはたらきを持つビタミンDには、植物性食品に含まれるビタミンD2と、動物性食品に含まれるビタミンD3がありますが、体内での作用はどちらも同じです。
ただし、ビタミンD3はD2に対して倍のはたらきを持つといいます。
ビタミンDは「太陽のビタミン」とも呼ばれ、紫外線や骨密度と深い関係を持っています。
ここではこの点に関して特筆しながら、ビタミンD3の効果・効能について述べていきます。

ビタミンD3とカルシウムの関係

ビタミンDは食品から摂取されると脂質と共に小腸から吸収され、酵素のはたらきによって活性型ビタミンDに変換されます。
活性型ビタミンDは、直接骨密度を上げる作用を持つわけではありません。
骨密度を上げるには、カルシウムマグネシウムなどのミネラルが必要です。
体内のカルシウムはその99%が骨や歯に存在し、残りの1%が血液や筋肉中に存在しています。
たった1%ですが重要な1%で、筋肉の収縮や神経伝達などの重要な役割を担っており、これらの役割を正常に機能させるには、カルシウムの濃度が一定に保たれていることが大切です。
ビタミンD3はこのカルシウム濃度を維持するはたらきを持っています。
血液中にカルシウムが足りなくなると、骨に蓄積されたカルシウムが溶け出し、血液に補給します。
ビタミンD3はこの濃度の調節を担当しており、また、腎臓に到達したカルシウムが尿と共に排出されないよう、体内に再吸収させる役目もあります。
ビタミンD3は、骨のカルシウムがどんどん溶け出してしまったり、血液中のカルシウムが不足してしまったり、という異常を防いでいるのです。
そのため、ビタミンD3が不足すると骨密度が下がり、骨粗しょう症になりやすくなってしまうのです。そのためビタミンDはカルシウムにとって必要不可欠な栄養素でもあるのです。

効果

ビタミンD3と紫外線の関係

太陽の光を浴びると骨密度が上がる、という話を聞いたことはないでしょうか。
これは、ビタミンD3に関係しています。
ビタミンDは「太陽のビタミン」と呼ばれていると前述しましたが、これはビタミンDが紫外線を浴びることによって体内で合成されるという特徴を持っているからです。
皮膚が紫外線を浴びることによって、コレステロールの一種が反応し、プロビタミンDという物質が合成されます。
プロビタミンDは酵素によって代謝、活性化されてビタミンDとなります。
昨今若い女性に骨密度の低い人が増えていますが、これは肌の美白意識が高く、なるべく屋外へ出掛けないようにしたり、外に出るときは必ず日焼け止めを塗ったりしているからと推測されます。
ビタミンDを合成するには、一日に10~20分程度の日光浴が効果的と言われています。じゃあビタミンDには日光浴が必要だからといって今度は逆に日焼けばかりして、黒くなるほど日焼けすると、反対に合成能力を低下させると考えられていますので、注意が必要で、活性酸素の発生の原因にもなります。

まとめ

ビタミンD3は骨粗しょう症の発症を予防する効果を持ちますが、直接骨を強くするわけではなく、カルシウムのはたらきを補佐する作用によります。ビタミンD3と一緒にカルシウムをとるのが効率よく吸収できるので一緒に摂取するのをお勧めいたします。
紫外線を浴びることで体内で合成することができますので、ビタミンD3を増やすには適度な日光浴が効果的です。

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