ビタミンB6の効果・効能

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ビタミンB6

ビタミンB6は名前が示す通りビタミンB群の一種です。
ピリドキシン、ビリドキサール、ピリドキサミン、それらのリン酸化合物の7種類の化合物がビタミンB6としての作用があるとされています。
ビタミンB6を摂取することによる効果・効能と有用性について述べていきます。

ビタミンB6のはたらき

ビタミンB6は、別名ピリドキシンと言い、他のビタミンB群同様水溶性で、中性・アルカリ性・光や紫外線に弱い性質です。主にタンパク質を代謝させエネルギーを作り出す酵素(約100種類近く)の補酵素としてはたらきます。ビタミンB6は体内では小腸で吸収され、血液によって全身に運ばれます。リン酸と結合し、ピリドキサールリン酸という補酵素となり、主に脳、肝臓、筋肉に蓄えられます。
魚や肉、豆類や穀物に含まれていますが、植物性食品から摂取したビタミンB6は体内での利用効率が低いと言われていますので、動物性食品からの摂取が効率的です。また加工食品や冷凍保存をしたものですと、ビタミンB6が減ってしまっているのでこれら食品からの摂取は通常よりも少ないと思っておいた方が良いでしょう。
ビタミンB6はタンパク質の代謝だけではなく、神経伝達物質の合成、ヘモグロビンの合成にも関係しています。

ビタミンB6の主な効果

ビタミンB6は主な働きとして、タンパク質の代謝です、タンパク質が代謝されることによって丈夫なからだを作る効果があります。またエネルギー源の糖類や脂質が不足した際にビタミンB6がアミノ酸を分解してエネルギーとして利用する働きもあります。他にも脂質の代謝をサポートしてくれることから脂肪肝を予防や、免疫のバランスを整えてくれ免疫機能を正常に維持ることからアレルギー症状を緩和する効果もあります。

ビタミンB6の欠乏や過剰摂取

ビタミンB6は体内で合成できる物質ですので欠乏症を起こすほど不足することは普通はありませんが、抗生物質を長期にわたって服用していたり、ピルを飲んでいる場合は注意が必要です。また、タンパク質の摂取量に比例してビタミンB6の消費は多くなります。トレーニングなどをしてプロテイン(たんぱく質)を多く摂取している人は別でビタミンB6を摂取する必要性が重要になります。逆に過剰摂取については基本的におしっこ等で排出されるので心配はありませんが、毎日毎日、過剰摂取し続けると腎臓結石ができたりするので注意が必要です。

ビタミンB6

ビタミンB6の女性への効果

近年、胎児の細胞分裂の促進のために妊婦が葉酸を摂取することが推進されていますが、ビタミンB6も妊娠中に重要な、かつ不足しやすい成分といわれています。
妊娠初期に起こることが多いつわりのメカニズムは様々な説があり、確かなことは明らかになっていませんが、ホルモンバランスの乱れが大きな原因であると考えられています。
ビタミンB6はエストロゲンの代謝に関係してホルモンバランスを整える効果があります。
また、必須アミノ酸であるトリプトファンの代謝がうまくいかないことも原因の一つとされており、ビタミンB6には代謝を正常に保つ作用があるため、不足するとつわりがひどくなるといいます。
このことから、妊娠中は意識してビタミンB6を摂取することで、つわりの症状を緩和する効果があると考えられます。
また、ビタミンB6には神経伝達物質の合成作用があることからもわかるように、胎児の脳神経の発達にも貢献します。
ホルモンバランスを整えるという効果の好影響は、月経前症候群(月経前のイライラ、頭痛、腰痛など)の症状を緩和させるというところにも現れます。
さらに、ビタミンB6はヘモグロビンの合成にも関わっていると前述しましたが、生理のある女性には鉄欠乏性貧血の人が多いため、貧血の改善に効果がある点も女性には大きなメリットです。

まとめ

ビタミンB6を意識して摂取することには、月経や妊娠という女性特有の体の変化に対して、つわりや生理痛の症状の緩和という利点があります。
この他にも、脂肪肝の予防、動脈硬化の予防、アレルギー症状の緩和など様々なシーンに効果がありますので、男女問わず重要なビタミンであることは間違いありません。

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