ビタミンPの効果・効能

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ビタミンP

ビタミンPは、発見当初ビタミンと同様のはたらきをするとみなされたためにビタミンと名付けられましたが、厳密に言うとビタミンではないことが研究により明らかになりました。
現在では、ビタミン様物質ではありますが、ポリフェノールの一種と考えられています。
ビタミンPはヘスペリジン、ルチン、ケルセチンの三種のポリフェノールの総称です。
それぞれどのような効果・効能を持つのかを見ていきましょう。

ビタミンPとは

そもそもビタミンPとは、ヘスペリジン・ルチン・ケルセチンを総称したポリフェノールの一種の事をさしています。その他、カテキン、イソフラボン、アントシアニンもビタミンPの仲間になります。その為、ビタミンPという単体での成分で存在しておらず、ビタミンと同じ働きをする水溶性ビタミン様物質にあたります。ビタミンPの主な働きとしてビタミンCのサポートしビタミンCの働きを高めてくれます。

ヘスペリジンの有用性

ヘスペリジンはみかん由来のポリフェノールで、特に青いみかんに多く含まれており、熱や光に弱いため熟すほどにその含有量は少なくなるといわれています。また酸化しやすく空気に触れると変性すると言われています。
実よりも袋や白いスジに多く含まれているのが特徴です。
ヘスペリジンの持つ効能としては、末梢血管への関係性が特に挙げられます。
人間の体には、頭皮からつま先のまさに隅々にまで血管が張り巡らされ、血管を通る血液のはたらきよって栄養素や水分の供給、老廃物の排出が可能になっています。
脳や心臓には太い血管、指先や目などには非常に細かい毛細血管が通っています。
ヘスペリジンには血流を改善する効果がありますので、冷え性の緩和につながります。
また、ヘスペリジンには血管の透過性(酸素や栄養素などに合わせて適度な通過をさせる作用)を調節する作用があり、透過性が高すぎれば抑制し、低すぎれば透過を促します。
これは花粉症などのアレルギー反応を抑え、症状を予防することに役立つといわれています。他にも、血圧の上昇を抑える効果や、血中のコレステロール値の改善や骨粗しょう症を予防する効果や活性酸素を除去する効果もあります。                     ヘスペリジンにはビタミンCの吸収をサポートしてくれるので、ビタミンCと一緒に摂る事によってビタミンCを効率的に摂取することができます。

ルチンの有用性

ルチンはソバの実に多く含まれることで有名です。
ルチンには優れた抗酸化作用があり、特にビタミンCの吸収を高める効果がありますので、共に摂取することで相乗効果を見込むことができます。
ビタミンCを助けコラーゲンの合成を促すことで、血管に弾力性を持たせ、ヘスペリジンと同様に血流を改善する効果を持ちます。
血管が弾力性を保つことで、生活習慣病の予防や改善につながります。
すなわち、動脈硬化による脳梗塞や心筋梗塞の予防、高血圧の予防、さらに血液循環が良好になることで、心臓疾患の予防や改善にも効果があるといわれています。
また、すい臓機能を活性化させることによってインスリン分泌促進効果による糖尿病の予防、抗酸化作用による認知症の予防など、加齢によって上がる様々な疾患のリスクを下げる効果があります。

1日の摂取目安は30mg程度で、これはをソバ1食分で補うことが出来ますが、毎日ソバを食べるのは難しいと思うのでサプリメント等で補うのが良いかと思います。ソバ以外にはトマト、アスパラガス、ミカン、レモンにも含まれています。

動脈硬化

ケルセチンの有用性

ケルセチンはタマネギの皮に多く含まれています。ケルセチンにもヘスペリジンやルチンと同様、活性酸素の除去や血流の改善による生活習慣病の予防効果が報告されています。血流の改善と言うより、血液をサラサラにする効果と言えばタマネギと結びつきやすいかもしれません。
特徴的なのは、肝臓に含まれている脂肪の燃焼・排出を促進する消化管で脂肪と結合し、脂肪分解酵素のはたらきを助け体脂肪を減らす効果が期待されているという点です。
このことはメタボリック症候群の改善やダイエットのサポートにつながることから注目を浴びています。また他にも、腸内環境改善や、花粉症やアトピー性皮膚炎の改善、抗炎症作用もみられ、関節の痛みを緩和させる効果があるとされています。

ケルセチンは、タマネギ以外にもリンゴ、モロヘイヤ、そば、パセリ、サニーレタス、ブロッコリー等にも含まれています。効率よくケルセチンの吸収させるには、油類と一緒に摂る事によって吸収が高くなるのでオリーブオイル等で食べると比較的ヘルシーで良いでしょう。

まとめ

ビタミンPはポリフェノールの一種で、3つの成分に分けることができます。いずれもビタミンCと併用することで血流を改善し、生活習慣病の予防に役立ちます。その為、ビタミンCを摂るときに一緒に摂りたい栄養素であります。

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