センナ茎とは?

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センナ茎

下剤に使用されていることで有名なセンナ。でもセンナ茎とは、なんだろう?と思う人は多い

はずです。センナ茎を詳しく知って、正しい使用を心がけましょう。

・センナとセンナ茎の違い

そもそもセンナとはアフリカ原産のバラ目マメ科センナ属の常緑低木で樹高は1m-2mくらい

です。古代エジプト時代から医者によって下剤として使われてきました。日本では、薬用植物

園などで展示用として栽培されている程度です。日本の気候での栽培は不向きの為、まず普段

見かけることは無いかと思います。現在は主にアフリカやインド南部で生産されており、日本

にはインドのチンネベリセンナが輸入されています。

センナに含まれているセンノシドは排便作用が高く、腸内に水分を増やし、便をやわらかくす

る作用があります。センノシドは胃や腸で分解されることはなく大腸まで届き、そこで腸内細

菌に分解されることで腸のぜんどう運動を活発化させる物質に変化します。同じくセンナに含

まれているアントラキノン誘導体も、腸のぜんどう運動を活発化させる成分です。

このように、センナには強力な下剤効果があります。日本ではその中でも特に効果が強い

果実、小葉、葉柄、葉軸は、薬事法で医薬品としてしか扱ってはいけないことになっていま

す。一方、センナ茎はセンノシドやアントラキノン誘導体をそこまで含んでいないので、薬事

法では対象外となり、健康食品やサプリメントやセンナ茶に使用されているのです。

このように、効力の差から、いますぐに便秘をどうにかしたいときはセンナが含まれている医

薬品を使用し、それ以外でゆっくり排便を促したいときはセンナ茎が使用されている健康食品

やお茶を利用するのがいいでしょう。健康食品・サプリメントやセンナ茶でもそれなりの作用

があります。

・効能が弱くても使用には注意が必要

注意

このように、薬事法には該当していないセンナ茎ですが、それでも一度にたくさん飲めは医薬

品と同じような効果を得てしまうことがあります。下剤は扱いが難しく、記載されている使用

量を守っていても、お腹を下してしまったり、腹痛に見舞われたり、吐き気がすることがあり

ます。センナ茎も効能が穏やかだからといって、いきなりたくさん服用するのは危険です。ま

ずは最低量からはじめ、少しずつ服用する量を増やして自分に合うように調節してください。

あまり便がゆるくなりすぎると、本来なら吸収するはずのミネラルも体外に排出されてしまい

ます。また、あまりお腹を下し続けると身体の水分が腸にばかり行ってしまい脱水状態になっ

てしまいます。センナ茎の摂取量の調節には気をつけましょう。

そして、センナ茎にばかり頼っていると、腸は自分でぜんどう運動することを止めてしまいま

す。となると排便するにはもっと強いセンナ茎が必要となり、どんどん使用量が増えて依存症

のような状態になってしまいます。センナ茎はあくまで排便のサポート役です。常備したりせ

ず、お腹に便が溜まって困ったときにだけ服用するようにしてください。

特に妊婦は注意が必要

センナ茎が起こす激しいぜんどう運動は、胎児によくありません。早産や流産の原因にもなり

ますので、妊婦の人はセンナ茎のみならず、センナが使用されたものは一切使用しないほうが

いいでしょう。

とはいえ、センナは使用法を間違えなければ、デトックス効果もある為、わたしたちの身体を

健やかにすることや体内を綺麗にするこに役立ってくれます。正しい用法・用量で、上手に活

用しましょう。

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