センナとセンノシドの違い

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センナ

センナセンノシド、これらは似た名前であるため混同されて使われがちです。今回の記事では、これらの違いをはっきりとご説明して、センナの正しい使い方についてお伝えいたします。

センナとセンノシド

センナとはマメ科カワラケツメイ属のハーブであり、昔から下剤として利用されてきました。漢方として使われてきましたが、その強い効果から医薬品としても扱われています。

一方センノシドはセンナに含まれる成分の一つであり、便秘を解消する特有成分です。センノシドは腸内でレインアンスロンという物質に変わり、腸を刺激して排便を促します。また便に水分を与えて柔らかくする作用もあります。効果が現れるのが早いため、腸をきれいにする必要のある手術の前後やバリウムを排出させるといった医療現場でも使われています。

  医療

センノシド以外に含まれている成分

センナにはアロエエモジン、ケンフェロールなどのフラボノイドも含んでいます。フラボノイドとは、植物の色素や苦味を構成する成分であり、抗酸化作用を持つものが多いのが特徴です。ブルーベリーに含まれているアントシアニンなどが有名です。

 アロエエモジン 

アロエエモジンとは、アロエのゼリー状の部分に多く含まれる成分であり、腸を活性させる作用があると言われています。また解毒作用もあるとされており、二日酔いなどのときに用いられます。子宮を直接収縮させる作用があるため、妊婦には早産や流産のリスクがあることに注意が必要です。 

ケンフェロール

 ケンフェロールとは、玉ねぎに多く含まれている成分であり、脂肪の燃焼や免疫力を向上させる作用があります。そのため、メタボリックシンドロームや動脈硬化の予防に役立つと言われています。また抗酸化作用もありますので、活性酸素を除去して身体を若々しく保つ効果もあります。

 

センナの上手な使い方

センナは便秘の際にいつも使うのではなく、特に深刻な状態のときにのみ使用することをお勧めします。センナの持つ排便促進作用は非常に強力であり、一度飲むと必ず効果が現れます。そのため便利でつい何度も使いがちになってしまいますが、これに腸が慣れてしまうとセンナがないと排便できなくなってしまうというリスクがあります。こうなると多量に飲まないと効かなくなってしまい、量をだんだん多くしていくというスパイラルにおちいってしまいます。

 漢方としても売られているため、医師の処方がなくても手に入る商品ですが使い方には注意が必要です。あくまでつらい時にのみ使うものであり、なるべく自分の力で排便できるようにするかあるいは軽度の便秘薬を使いましょう。

  

便秘薬を使うときの注意

基本的に薬を併用する際には、医師や薬剤師の方と相談したり薬の注意書きを確認することを強くお勧めします。薬の有効成分が体内で反発して思いもよらない症状を引き起こすことがあるからです。特に「禁忌」と銘打たれているものは絶対に併用しないでください。センノシドを使う際には、アクロマイシンなどテトラサイクリン系抗生物質を服用してはいけません。またセンノシドに対してアレルギー症状を起こす方や電解質失調の方も使わない方がいいです。特に妊婦さんについては禁忌とされています。センノシドの持つ排出作用が、流産や早産を促すと言われているからです。

妊婦

 まとめ

 センナは優れた便秘解消効果を持つ医薬品でありますが、その取扱い方には注意が必要です。特に妊婦の方には注意してほしいです。病院で薬として処方された場合や漢方の売り場でスタッフさんと話された場合は注意を受けると思いますが、通販などでも買えてしまうものなので、今回の記事をご覧になった妊婦の方には必ず使う前に専門家にご相談ください。当記事のコメント欄にご質問をいただいても大丈夫です。

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