カリウムの効果・効能

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カリウム

カリウムという名のミネラル名は、よく耳にしますが、名前は知っていてもその働きが何かまでを説明できる方は少ないのではないでしょうか?そこでカリウム効果効能などについて少しお勉強してみたいと思います。

カリウムとは?

ミネラルは、水や土壌などに存在する無機質で、人も含め植物や動物などの生物には、作り出すことが出来ません。植物以外の生物は、水を飲んだり、植物が水や土壌から取り込んだミネラル成分を、食物連鎖の流れの中で摂取することにより得ているのです。

人体の95%は、酸素、炭素、水素、窒素の4元素から出来ています。この残り5%がカリウムも含むミネラルとなります。ミネラルには、16種類あり、主要ミネラルの7種と、微量ミネラル9種に分けられます。その内の50%以上は、骨の主成分であるカルシウムが占めています。次いでがリンで30%ほどになります。そしてカリウムは、3番目となります。カリウムは、人の体重のおよそ0.2%を占めているといわれます。これは、体重1㎏あたりで換算しますと2gのカリウムを含んでいることになります。

カリウムは、リン酸塩とタンパク結合物という形で細胞内に存在します。細胞外液に多く含まれるナトリウムに対してカリウムは、98%が細胞内に存在しています。体内にナトリウムが過剰に存在すると、カリウムは、体外への排泄を促進します。ナトリウムを摂取し過ぎてもこの働きで体内は一定のナトリウム濃度を保つことができるのだそうです。

カリウム

効果・効能

むくみの解消

カリウムとナトリウムは、細胞外の体液のナトリウム濃度が高くなると、余分な水分を吸収してナトリウム濃度を下げるように働いてしまいます。むくみは、余分な水分が細胞外に溜まることにより生じてしまいます。カリウムには、この余分なナトリウムを体外へと排出する働きがあるのです。つまり、ナトリウム濃度が下がることで余分な水分も排出されて、むくみが解消されるのです。

高血圧の予防

カリウムとナトリウムには、浸透圧を一定に保つ働きがあります。浸透圧とは、濃度を一定に保つために、濃度の高い液体に濃度の低い液体が移動して、高い濃度を薄める働きをいいます。高血圧とは、血液内のナトリウム濃度が高くなり、ナトリウム濃度を薄めようとして、体液が血管内に入って、血管を圧迫し、血圧が高なってしまう状態のことをいいます。

カリウムには、ナトリウムの吸収を抑制して、尿中にナトリウムを排出する働きがあります。ナトリウムが体外に排出されることで、血液内のナトリウム濃度が下がり、血圧も降下するのです。カリウムには、血圧を安定させる働きがあるので、高血圧対策・予防に効果的です。

利尿作用

カリウムにはナトリウムの排泄を促す効能があります。カリウムにはナトリウムが腎臓で再吸収されるのを抑制して、尿として排泄を促す働きがあります。

筋肉の弛緩への働き

カリウムには、筋肉の収縮に関わる酵素を活性化させる働きがあります。カリウムには、筋肉の収縮を正常に行う効果があり、筋肉を収縮させるためにナトリウムとカリウムの間に電位変化が生じます。この電位の変化により筋肉は、収縮しています。カリウムを摂ることにより、筋肉の収縮を正常に行うことができるのです。

末梢血管の拡張機能

カリウムには、末梢血管を拡張する作用も持っているそうです。これにより、体のすみずみまで血行が良くなると考えられるので冷え性、血圧などの改善にも期待出来るといわれています。

神経伝達の働き

カリウムは、ナトリウムとともに、神経伝達の働きもしているようです。目や耳からの刺激が神経を通して脳に伝わることで人は、見る、聞くなどの動作ができるようになっています。これらの神経細胞を使う刺激の伝達には、カリウムとナトリウムとの拮抗作用(きっこうさよう)が働いているからだそうです。

カリウム

まとめ

カリウム不足になりやすい方は、塩分(味の濃い物)&糖分(甘い物)の多い物のとりすぎ、お酒、コーヒーを頻繁に飲まれる方、また、ストレスが多くてもカリウム不足になるそうです。お酒といえば酒の肴には、塩分の強いものが多い傾向にあります。コーヒーの場合も甘いお菓子とともにということが多いかと思われますので、健康維持のためには、何でもほどほどにしないといけませんね……。美味しいとついついもう少し!と手が出てしまいますよね!

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