rリノレン酸の効果・効能

この記事の所要時間: 318

γリノレン酸

昨今サプリメントでも注目されているγ(ガンマ)リノレン酸(GLA)は、体内では作り出せない必須脂肪酸の一種です。
肌を健康に保ったり、月経前症候群に対する効果などが報告されており、特に女性には気になる成分です。γリノレン酸の効果・効能等の有用性について見ていきましょう。

γリノレン酸(GLA)について

リノレン酸はαリノレン酸、βリノレン酸、γリノレン酸などがあり、αリノレン酸は聞いたことがあるかもしれません。γリノレン酸の中に炭素の結合を3つ持つn-6系の多価不飽和脂肪酸で、人間の体に必要不可欠な脂質のため、必須脂肪酸になります。γリノレン酸が有名になったきっかけは、アトピー性皮膚炎に関する研究からです。この研究によると、アトピー性皮膚炎患者の血液中のγリノレン酸の濃度が、アトピーでない人と比較すると半分しかないことがわかりました。
γリノレン酸は、特に表皮を守るために必要不可欠な物質で、不足すると水分の調節異常が起こって表皮が乾燥し、バリアー機能が低下します。
バリアー機能が低下した皮膚は外部からの刺激に弱くなり、皮膚炎を起こすのです。
アトピー性皮膚炎にγリノレン酸の不足が関係していることが明らかになってから、イギリス等のヨーロッパの国ではアトピー性皮膚炎の治療薬として用いられています。
γリノレン酸は、カシス種油や月見草油に含まれる成分であり、日本では食材から積極的に摂取することが難しい成分ですので、サプリメントの利用が効果的です。一応体内ではリノール酸から合成はできますが、リノール酸の過剰摂取、アルコールの過剰摂取や他にも、ホルモンバランスの乱れからリノール酸からγリノレン酸への合成が止まってしまう事もあるので、アルコールをよく飲む方は注意をした方が良いかもしれません。

γリノレン酸

γリノレン酸の効能

γリノレン酸は、アトピー性皮膚炎の治療薬として利用されていることからもわかるように、皮膚炎の緩和に効果があり、特にかゆみに効果があるとされています。
γリノレン酸はジホモ・γリノレン酸を代謝しますが、それがプロスタグランジンの材料となります。
プロスタグランジンE2は痛みを強く感じさせる作用がある物質(炎症物質)として知られますが、γリノレン酸を摂取することで代謝されるプロスタグランジンE1という物質には、E2を抑制する抗炎症作用があるのです。
ややこしいのですが、プロスタグランジンE1は、プロスタグランジンE2の作用を抑える効果があるということです。
このプロスタグランジンは、生理痛にも関係しています。
月経前症候群は、イライラ、むくみ、頭痛など人によって様々な症状を引き起こしますし、月経中は子宮の収縮などによる腰や下腹部の痛み、つまり生理痛に悩まされる人も少なくありません。
女性ホルモンの乱れが原因と考えられていましたが、生理痛の激しい人の血中にはγリノレン酸が少ないという研究結果が近年出ています。
これはγリノレン酸が少ないためにプロスタグランジンE1が作られず、生理痛を引き起こすプロスタグランジンE2の抑制が出来ないためという考えです。

他にもプロスタグランジンの働きによって、血糖値やコレステロール値、血圧を下がる効果があるため、生活習慣病の予防、改善にもつながります。

摂取量と欠乏症

γリノレン酸の1日の摂取量は300-1000mgと言われています。γリノレン酸が欠乏してしまうと、生理不順や更年期障害、アレルギー症状、肌荒れ、ニキビ、免疫力低下、抜け毛等様々な症状の原因となります。

まとめ

γリノレン酸の有用性の大きな特徴としては、アトピー性皮膚炎を緩和させること、および生理痛の軽減にあるといえます。月経前症候群や月経中の痛みが強く悩んでいる人は、γリノレン酸のサプリメント摂取で痛みの緩和が期待できそうです。ダイエット中でも摂取しておかないといけない脂質の1つですね!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加