アリシンの効能

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アリシン

アリシンはあまり聞きなれない健康成分だと思いますが、にんにくや玉ねぎに含まれている

豊かな物質です。優れた抗菌作用を持ち、代謝を促進させて身体を健康にしてくれるアリシ

についてみていきましょう。

アリシンとは?

アリシンとはにんにくに含まれる成分と言われていますが、厳密にはにんにくの「アリイン」

という物質が「アリイナーゼ」という酵素によってアリシンへと変化します。アリインは無色

無臭であるため、にんにくそのままの状態ではにおいがしません。しかし、切ったりつぶした

りするとにんにく独自のにおいが発生します。これはにんにく中のアリインが空気に触れるこ

とで、活性化したアリイナーゼによってアリシンに変わりにおいが出てくるという仕組みにな

っています。

にんにくを丸ごと焼いたり煮たりすると、においがほとんどしなくなります。これはアリイナ

ーゼが加熱によって破壊されてしまい、においのもととなるアリシンが発生しないからです。

アリシンが生成されないとにんにくの健康効果もなくなってしまうように思われますが、そん

なことはありません。加熱調理されたにんにくのアリインも体内に入ると、体内で生成あるい

は摂取されたビタミンB6によってアリシンに変化するからです。ビタミンB6はまぐろやレバ

ーなどに豊富であり、にんにく自体にも含まれています。にんにく特有のにおいが苦手な方

は、素揚げなどにして食べてみてもいいでしょう。

まぐろ

  アリシンの健康効果

アリシンの持つ抗菌・殺菌作用は非常に優秀であり、生のにんにくだと医師から処方されるほ

とんどの抗生物質よりも強力です。ブドウ球菌やジフテリア菌など70種類以上の菌類に有効で

あり、8万倍に薄めても作用するほどです。

また消化を促進して、食欲を高める効果も有名です。胃液を適度に刺激して消化を高める作用

があるとされていますので、比較的消化に時間のかかる肉料理に添えられることがあります。

 さらにアリシンはビタミンB1と一緒に摂ることで、新陳代謝を活性化させ疲労の回復に役立

ちます。ビタミンB1は疲労回復の上で必要不可欠である成分ですが、現代では加工食品や清涼

飲料水が多く口にされているため、不足しがちです。ビタミンB1が足りていないと、疲れやす

くなり、息切れなどの症状が現れます。アリシンはビタミンB1と結びついて、その効果を持続

させますので、元気な身体をつくることが出来ます。

効能

 ただし食べすぎには注意が必要です。一日の摂取量は成人で23片程度です。アリシンには医

薬品以上に強力な抗菌作用がありますので、過剰に摂取するとプラスの働きをする菌の作用ま

で抑制してしまいます。体内で起こるビタミンの生成に関わる細菌の繁殖を阻害してしまいか

ねず、特にビタミンB2が不足する症状が現れやすく口角炎や舌炎を起こします。

サプリメントが家で作れる!?

アリシンはにんにくや玉ねぎから摂取できますが、サプリメントからでも摂ることが出来ま

す。しかし、アリシンは抽出するのが簡単なためサプリをご自宅でも作ることができます。そ

の方法をご紹介いたします。

まずにんにくと卵黄、サラダ油を少々用意します。にんにく一個に対して、卵黄半分程度で大

丈夫です。

にんにくの皮をむいてすりおろしたものを鍋に入れ、この中に水を入れます。大体160㏄ほど入

れてください。鍋を火にかけて、煮立ったら弱火にしてかき混ぜていきます。粘り気が出てき

たら、火を止めて冷えたら卵黄を加えます。そこから再び火にかけて耳たぶ程度の硬さになる

まで混ぜてください。

サラダ油を手に付けて出来たものを丸めて、乾燥させれば手作りサプリメントの完成です。

一日に23粒ほど飲んでみてください。

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