痛風の原因とも言われるプリン体を多く含む食品

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jinbutu

痛風の原因とも言われているプリン体。プリン体とはどの様な物質かと、プリン体が多く含ま

れる食品を幾つか纏めましたので、プリン体を気にしている方の参考になれば…

痛風

痛風は聞いたことがあるかと思いますが、痛風がどの様な病気か簡単に説明します。痛風と

は、名前から説明すると風に吹かれただけでも痛いと言う意味ですが、痛風じゃない人にはわ

からないかも知れません。もともと痛風は西洋の病気で日本では明治以前までは無かったと言

われており、食生活が欧米化したため動物性タンパク質や動物性脂質を取りすぎとも言われて

います。

痛風は、尿酸が体の中にたまり、それが関節の中で結晶になって激しい関節炎を伴う病気で

す。痛風を放置しておくと激しい関節の痛みを繰り返したり、体のあちこちに結節が出来た

り、腎臓が悪くなったり、尿路結石ができたりと重大な病気原因にもなります。痛風になる前

触れとして血液の尿酸値が高い状態が長く続き、この数値が下がることなく放置すると、足の

親ゆびの付け根などの関節が赤く腫れて痛みだします。痛みは激烈で、耐えがたいほどの痛み

で、風に吹かれても痛いと言うのはここからきています。痛みは10日前後で引いていき、全く

痛みは無くなり治ったと思いますが、多くの場合1年以内にまた同じような発作がおこりま

す。

痛風の原因とされる尿酸は、プリン体と言う物質が代謝されると尿酸になります。プリン体自

体は人間が生きていくうえで必要な物質ですが多すぎても身体に良くないと言うわけです。プ

リン体が代謝され尿酸が作られるのは普通の事なのですが、この尿酸の血液中濃度が高くなる

と(7.0mg/dl)を超えると高尿酸血症で痛風予備軍になります。通常は成人男性が血液1dl中

4.0~6.5mg/dl、成人女性は3.0~5.0mg/dl。8.5mg/dlを超える状態になると赤信号です。

痛風患者数は約60万~70万人で、痛風の前段階である高尿酸血症の痛風予備軍は約600万~

650万人。患者・予備軍共に男女比では98%が男性で年齢的には40歳以上です。

プリン体

プリン体と聞くと痛風のイメージする方も多く、身体に悪い物と思われがちです、確かに摂り

過ぎると尿酸値が高くなり痛風の元になりますが、生物の細胞中に含まれる遺伝子の構成成分

(核を構成する核酸DNA、RNAの主成分)です。プリン体があるからこそ細胞は存在でき、筋

肉が使われるときのエネルギー伝達物質の原料となり生命活動に必要な大切なものです。プリ

ン体の7-8割は体内で作られており、1日に約500㎎程度作られています。残りの2-3割が食事

からの摂取になります。体内で生成されるプリン体は細胞の代謝によって発生するものと、激

しい運動によってつくられています。生成や摂取された体内のプリン体は尿酸プールに蓄積さ

れ、細胞の代謝・増殖及びエネルギーの代謝の際に利用され、代謝であまったり利用されなか

ったプリン体が尿酸として体外へ排出されます。この体外に排出された時の尿酸が増えてくる

と血清尿酸値の上昇につながり、高尿酸血症や痛風になります。尿酸は誰でも血液中に一定量

ありますが、一定の濃度以上になると血中で結晶化し、関節などに沈着してしまい、これを白

血球が異物とみなし処理をし始めて、その際に放出された炎症物質によって、激しい痛みが走

るのが痛風です。

プリン体を多く含む食品

プリン体は動物・植物ほとんどの食品に含まれており、細胞数の多いものや細胞分裂の盛んな

ものなどには特に多く含まれており、うまみ成分の1つでもあり、美味しいものには多いと言

われています。またアルコールのプリン体は多くないですが、アルコールが尿酸値を上げま

す。逆にプリン体を気にし過ぎて制限すると栄養失調になる場合もあるのでバランスよくプリ

ン体を摂取する必要があるので注意してください。

プリン体を多く含む食品は、 レバー類(210~320mg/100g)、白子(300mg/100g)、一

部の魚介類 エビ、イワシ、カツオ(210~270mg/100g)が上げられます。

下記は100gでの摂取ですから、カツオ節などは100gも摂取することがまずないかと思いま

す。

食品中プリン体含量(mg/100g)

玄米 37.4 タラコ 120.7
白米 25.9 明太子 159.3
胚芽米 34.5 スジコ 15.7
大麦 44.3 数の子 21.9
蕎麦粉 75.9 するめいか 186.8
薄力粉 15.7 ヤリイカ 160.5
中力粉 25.8 タコ 137.3
強力粉 25.8 車エビ 195.3
牛乳 0 ズワイガニ 136.4
チーズ 5.7 タラバガニ 99.6
ほうれん草(葉) 51.4 アサリ 145.5
ほうれん草(芽) 171.9 牡蠣 184.5
カリフラワー 57.2 ハマグリ 104.5
もやし 44.7 鰹節 493.3
おくら 39.5 ニボシ 746.1
ソラマメ 35.5 ツナ缶 116.9
舞茸 98.5 焼きちくわ 47.7
干しシイタケ 379.5 鳴門巻き 32.4
なめこ 28.5 カニ味噌 152.2
乾燥大豆 172.5 ボタンエビ 53.4
ピーナッツ 49.1 ウニ 137.3
ソラマメ 35.5 イクラ 3.7
冷ややっこ 31.1 ホタテ 76.5
豆乳 22.0 タコワタ 79.8
赤みそ 63.5 イカワタ 59.6
白みそ 48.8 アンコウ 肝 104.
醤油 45.2     肝酒蒸し 399.2
枝豆 47.9 生ハム 138.3
おから 48.6 さきいか 94.4
納豆 113.9 アーモンド 31.4
豚肉 ヒレ 119.7 青汁 ケール 40.2
   ロース 90.9 ビール酵母 1995.7
   レバー 284.8 クロレラ 3182.7
   タン 104.0 ローヤルゼリー 403.4
牛肉 ミスジ 104.0
   ヒレ 98.4
   モモ 110.8
   レバー 219.8
   タン 90.4
鶏肉 手羽 137.5
   ささみ 153.9
   モモ 122.9
   カワ 119.7
羊肉 ラム 93.5
ボンレスハム 74.2
ベーコン 61.8
サラミ 120.4
カツオ 211.4
マグロ 157.4
イサキ 149.3
さわら 139.3
キス 143.9
真鯛 128.9
ヒラメ 133.4
マアジ 165.3
ブリ 120.8
サケ 119.3
133.1
スズキ 119.5
サンマ 154.9
ウナギ 92.1

まとめ

肉や魚などのタンパク質源には野菜に比べてプリン体が多く存在しますが、タンパク質もまた

大切な栄養素でもありますが、高プリン体食品を避ける事は大切ですが、あまり数値ばかりを

気にする必要はありません。食べ過ぎない飲み過ぎないに注意してください。

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