ケトン体ダイエットの食事制限で効果は?

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ケトン体とは、ダイエットに興味がある方なら聞いたことがあるかもしれませんが、ここ最近ケトン体ダイエットと言うダイエットもあります。ケトン体ダイエット食事制限があってのダイエットですが、その効果危険性はどうなんでしょうか?ケトン体とケトン体ダイエットについて纏めてみました。

ケトン体

そもそもケトン体とは、アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸という3つの物質です。通常、人は通常、ブドウ糖等の糖分をエネルギー源として使っていますが、脳に関してはブドウ糖のみしかエネルギー源として利用することが出来ません(脂肪酸は血液脳関門を通過できない為、脳は脂肪酸をエネルギー源として利用ができないのです)。しかし体内のブドウ糖が足りなくなってしまった時は、脂肪酸を燃焼されます。その時に肝臓ではケトン体が生成され、水溶性であるケトン体は細胞膜や血液脳関門を通過して脳に唯一のエネルギーを供給することができる物質なのです。脳のほかにも、骨格筋や心臓などの様々な臓器において、エネルギー源として使われます。またケトン体は一部のアミノ酸からも生成され、主に脂肪酸やケトン体合成に利用されるものをケト原性アミノ酸、TCAサイクルに入って糖産生に利用されるものを糖原性アミノ酸と言います。この様にエネルギー不足に陥っている体は脂肪酸の燃焼以外にも、タンパク質(筋肉)がアミノ酸に分解されてアミノ酸がケトン体を生成してエネルギーにもしています。筋肉がエネルギーとして分解されることをカタボリックとも言います。

ケトン体ダイエット

ケトン体ダイエットは別名、アトキンス式ダイエットとも呼ばれるこのダイエットで、ロバート・アトキンスという博士が発案したことが名前の由来でもあります。このケトン体ダイエットは簡単に言ってしまうと、糖質を制限したダイエットに分類されます。

ダイエットの方法としては、まずはダイエット開始から2週間ほどの間、炭水化物の摂取量を極端に減らすことです(1日の摂取カロリーの5%に抑える、1日あたり糖質を25g程度)。そうする事によって血糖値及びインスリンをコントロールし、エネルギー源が糖質から脂肪酸を元にしたケトン体が使われるようになります。脂肪酸が使われる=体脂肪が消費されることになります。開始2週間後、ここから第二段階にはいります。体調や体重の増減などを確認しつつ、少しずつ炭水化物の摂取量を増やします。徐々に増やす量としては1日の摂取カロリーに占める炭水化物のカロリーの割合を6%(120kcal 約30g)から始め、1週間ごとに1%ずつ増やしていき、2週間目は7%(140kcal 約35g)とこのように徐々に20%(400kcal 約100g)まで増やしていきます。(注意:上記カロリー計算は一日2000kcal摂取していた場合です。)

糖質は、ご飯類などの炭水化物のイメージがありますが、ジュースやフルーツ等にもある程度糖質が含まれているので、食材選びにも注意が必要です。

糖質の制限はありますが、タンパク質と脂質の制限はありませんが、最初の糖質制限にはかなりの負担がかかります、糖質25gと言うと、切り餅50g1個ぐらいです。白米茶碗一杯150gですと、糖質55.2gです。一日通して茶碗半分程度の糖質にしなければいけません。十分な炭水化物を摂取していない事と、ケトン体が生成されるまでは脳にエネルギーもいかないのでーっとしたり、思考能力が落ちたりしますので仕事などに支障をきたす可能性があるので十分に気を付ける必要があります。その為、肉体労働や激しいスポーツをしている方にはお勧めできる減量方法ではありません。この状態でトレーニングしてしまいますと逆にタンパク質(筋肉)がアミノ酸に分解されてケトン体として利用されてしまいますので筋肉も小さくなってしまいます。

ケトン体の危険性

ケトン体は、アセトン、アセト酢酸、β-ヒドロキシ酪酸という3つの物質ですが、このうちのアセト酢酸とβヒドロキシ酪酸は酸性が強いため、ケトン体が血中に多くなると血液や体液のpHが酸性になります。血中にケトン体が増加した場合はケトーシスと言いますが、更に増えて血液や体液が酸性になってしまった場合はケトアシドーシスと言います。ケトーシスのレベルでは人体に備わっている非常手段なのでまだ危険性は低いですが、ケトアシドーシスのレベルまで達したら少し危険です。ケトン体がエネルギーとして利用されていない為、身体に溜まっているので代謝機能はかなり弱まっており高血糖の状態になり危険です。更に腎臓が糖を水分と共に外へ排泄しようとする働きが増えるため尿の量が異常に増加し重度の脱水状態になり、脱水状態は血液の量が減少するため高血糖が更に悪化しますので以上を感じたら注意をしてください。

また危険とは別にケトン体が多く生成されると、体臭や口臭が臭くなるので周りの人に迷惑をかけない様に注意をした方がよいです。

まとめ

ケトン体は糖質が切れた時の一時的なエネルギーと考えても良いでしょう。ケトン体ダイエットをする際は、極端な糖質制限をするのでしっかりと日々の体調管理をしながらすると良いでしょう。またダイエットの基本として、何を何グラム摂取したかと、身体の変化や何を食べた時に体の状態が良かったかをノートに取りながらダイエットをすると便利です。またダイエットの基本は体質を変えることです、トレーニング+軽い食事制限で体は変化していきます。

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