アラキドン酸を含む食品と効果・効能

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アラキドン酸

不飽和脂肪酸の1つのアラキドン酸について纏めてみました。あまり聞きなれないアラキドンですが脳の発達には欠かせない成分の1つです。そんなアラキドン酸の効果・効能とアラキドン酸を含む食品を紹介します。

アラキドン酸

アラキドン酸とは、γーリノレン酸と共にビタミンFとも呼ばれていて、γ-リノレン酸、DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)と並んで、必須脂肪酸の一つです。多価不飽和脂肪酸のオメガ6系(n-6系)に分類されます。アラキドン酸は特に乳児の脳や体の発達には必要不可欠な成分でもあり、食品から摂取するリノール酸(必須脂肪酸)を、体内でアラキドン酸に変化させることは可能と言われていますが、高齢者や乳幼児はその働きが弱いために、十分な量を合成できないとも言われているので、アラキドン酸は食事から摂取する必要があります(特に乳児はアラキドン酸を含む粉ミルクが推奨です)。アラキドン酸は人間に重要な免疫機能を調整、脳の伝達細胞を発達させ学習力や記憶力を向上させる効果があるので欠かすことができない脂なのです。他にも体内では細胞膜を構成する主要な成分のひとつで、脳や肝臓、皮膚などのあらゆる組織に存在していることから、アラキドン酸が欠乏すると、脳の活動にも影響を及ぼすと言われています。逆に摂りすぎも良くないので注意が必要です。リノール酸の大量摂取でアラキドン酸が体内に過剰になることもあり、リノール酸の摂りすぎは、がん(肺がん、大腸がん、乳がん、前立腺がん、皮膚がんなどの欧米型がん)、動脈硬化、高血圧、慢性の炎症、アレルギー性湿疹、アトピー性皮膚炎などの症状を引き起こす原とも言われているので乳児や高齢者以外は注意をした方が良いと言えます。

アラキドン酸の脳への効果

人間の脳は1歳で脳全体の約70%まで成長し、さらに3歳までに約90%まで成長すると言われており、このことから人間の脳の神経細胞は3歳までがピークと言われており、それ以降は減っていくだけだと考えられていましたが、最近になって、大人になっても脳の神経細胞は新しく作られているのですが、加齢とともにアラキドン酸は減少してしまい、細胞膜が固くなって、情報のやりとりがうまくいかなくなるために、高齢になると物覚えが悪くなるようです。上記で述べたように3歳までに90%近く脳が成長することから、この時期にアラキドン酸を摂取させてあげるのが良いでしょう、今はアラキドン酸入りの粉ミルクも売られていますし、母乳にもアラキドン酸は含まれているので母乳を与えていれば自然とアラキドン酸を摂取することができます。3歳頃までに上手にアラキドン酸を与えてあげることによって脳の成長を高める手助けに事でしょう。

アラキドン酸を含む食品

アラキドン酸を含む食品としては、

  • 豚レバー
  • 豚モモ
  • 牛レバー
  • 鶏モモ
  • 鶏卵
  • ピータン
  • イクラ・タラコ
  • エビ
  • タコ
  • アワビ
  • サバ
  • イワシ
  • さわら
  • わかめ
  • ブリ

一日の摂取量目安としては、150mg~200mgと言われており、一般的な食事をしていれば1日に150mg程度は摂取できていると言われていますが、年齢や食事パターンから考慮して摂取する必要もあります。アラキドン酸の効果をより高めるには、DHA(ドコサヘキサエン酸)と一緒に摂取すると効果的です。

アラキドン酸の効果効能
  • 免疫機能を調整

アラキドン酸はプロスタグランジンの材料で、このプロスタグランジンとは”生体調整ホルモン”言われ、人間が生きて行く上で重要な生体機能を調整する役割があり、アラキドン酸を摂取することにより、プロスタグランジンが作られ、この生体調整ホルモンが免疫機能を調整する効果があります。

  • 学習力や記憶力を向上

アラキドン酸は、脳の神経細胞の主要成分となるため、学習力や記憶力を向上する効果があり、近年、大人でも神経新生が起こっていることがわかっており、アラキドン酸を摂ることにより大人でも脳の発達する効果があります。また

  • 高血圧を予防

アラキドン酸は、生体調整ホルモンであるプロスタグランジンの材料で、これにより生体調整が活発に行われ、血圧も調整され高血圧に予防に繋がります。神経細胞間で伝達物質の放出が起こるときには、細胞膜が柔らかい方がスムーズに情報が伝達されます。

  • コレステロール値を下げる

こちらもプロスタグランジンの関係でコレステロール値を下げる効果があります。

まとめ

アラキドン酸は特に脳が発達するまでの3歳までは重要ですが、大人になってからも必要な物質の為、日ごろの食事から十分摂取できるので摂り過ぎに注意をしながら、脳の活性化に繋げていきましょう。

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