ファイトケミカル:β-クリプトキサンチンの効果・効能

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最近、第7の栄養素と注目を浴びているファイトケミカルは、特に抗酸化力、免疫力アップの効果があります、そんなファイトケミカルは1万種類以上あると言われており、その中のβ-クリプトキサンチン効果・効能を纏めてみました。

β-クリプトキサンチン

β-クリプトキサンチンとは、カロテノイドの一種で、キサントフィルに分類されます。みかんやトウガラシ、パプリカ等の色の色素となる成分です。ニンジンに含まれるβ-カロテンの仲間(カロテノイド)で、必要に応じて体内でビタミンΑに変換されます。ビタミンΑとしての働き以外にも、β-クリプトキサンチンの効果が近年の研究で注目をあびています。日本人はこのβ-クリプトキサンチンが血中濃度が高く特に日本の妊婦さんの母乳中β-クリプトキサンチンは世界各国と比較して圧倒的に高濃度なのです。その大きな理由として温州みかん(うんしゅうみかん)です。β-クリプトキサンチンはもともと柑橘系の果物の皮に多く含まれていますが、特に温州みかんの皮には多く含まれています。またβ-クリプトキサンチンは脂溶性の成分で、他のカロテノイドよりも吸収されやすく長期間体内に蓄積されることから冬期に温州みかんを食べることで血清β-クリプトキサンチン濃度が高まり、継続して体内にβ-クリプトキサンチンが残っています。因みにβ-クリプトキサンチンは男性より女性の方が同じ量のミカンを食べていても血清β-クリプトキサンチンは上昇しやすく、また喫煙習慣・飲酒習慣・肥満度は逆に血清β-クリプトキサンチンレベルを下げてしまいます。恐らく飲酒や喫煙によって体内で活性酸素が発生し体内の活性酸素に対抗するため、β-クリプトキサンチンが利用されていると考えられます。

β-クリプトキサンチンの効果・効能

  • 骨粗しょう症を予防

β-クリプトキサンチンには、閉経後の女性に多い骨粗しょう症を防ぐ効果があり、β-クリプトキサンチンの直接作用により、破骨細胞数を減少させて骨吸収を抑制するとともに、骨形成を促進し、骨密度だけでなく、骨質や骨代謝も改善する効果もあります。

  • 糖尿病の進行を抑制

β-クリプトキサンチンは、耐糖能を改善し、血中インスリンを低下させ、脂肪細胞の肥大化を抑制する効果が期待できます。

  • 免疫力を高める

実験からβ-クリプトキサンチンを経口摂取させることで、体内の免疫系が活性化され抗体などの免疫たんぱく質の産生が促進され、体内のIgMとIgAという抗体濃度が上昇し細胞性免疫に関わるインターフェロンという物質の酸性も促進されました。

  • 美肌効果

β-クリプトキサンチンは皮膚にも比較的多く存在しており、実験で、β-クリプトキサンチンはヒアルロン酸合成酵素の活性化を誘発し、ヒアルロン酸の量が増えました。

  • 発がん性抑制

β-クリプトキサンチンには近年の実験などでガン抑制効果があるとみられて現段階でもガンへの有効性を調べている段階でもあります。

まとめ

β-クリプトキサンチンは日本人にとって摂取しやすい環境でもあり、体内で長時間存在できるそのまま効果をだしてくれますので冬の時期は積極的にみかんを摂取して体内にβ-クリプトキサンチン蓄積させておきましょう。

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