蜂(蜂毒)に刺された時の症状

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mitubati4922

突然、に刺されたら…蜂には蜂毒があります、蜂毒にたいしてアレルギーを持っている人もいるので、持っている人持っていない人では症状が全然違います。

蜂毒

蜂と聞くと、ハチミツか毒針をイメージする人も多いかもしれません。蜂の中でも刺す蜂と刺さない蜂がいます。刺さない蜂は余り名前も聞かないと思いますが、ハバチ、クキバチ、キバチ等が刺さない蜂です。これら刺さない蜂は、蜂の原始的な姿と言われています、蜂が進化してくうえで刺す蜂が誕生してきたとも言われています。刺す蜂は、聞いたことある名前で、身近にいる蜂で、ミツバチ、スズメバチ、アシナガバチ等がいます。ミツバチは、針の構造上、一度刺してしまうと、抜けるときにミツバチの内臓ごとちぎられるので、刺したミツバチは死んでしまいます。ミツバチにとっては、刺すのは一度限りの最終手段の為、かなり追い詰められた状況でしか刺すことはしません。アシナガバチ・スズメバチの針は何度でも刺すことができ。特にスズメバチは攻撃性が強いため、針を武器に何度も襲ってくる可能性があります。

蜂毒は、アミノ酸をベースにした化合物で、に対して強い生理活性を持っています。成分は大きく分けてアミン類、低分子ペプチド、酵素類の3つの区分に分けれれて、刺された時の激痛はセロトニンやヒスタミンなどのアミン類や、ハチ毒キニンなど原因です。スズメバチの毒成分は、他の生物毒に比べてセロトニンの量が多いです。”刺されると最も痛い”と言われているチャイロスズメバチはセロトニンの濃度が一番高いです。他には、肥満細胞に作用し、ヒスタミンを遊離させる働きをする成分、血圧低下、平滑筋収縮、組織破壊などを引き起こす成分を含んでおり、これらがさまざまな症状を引き起こす原因でもあります。毒の強さで言えば、攻撃性の弱いセイヨウミツバチとヒメスズメバチが最も殺傷力が強く、それに続いてキイロスズメバチが 、オオスズメバチとなっています。蜂毒の多い・強いと言っても、人間の身体の大きさに対し、蜂の持つ毒はごくわずかです。ミツバチ・アシナガバチ・スズメバチ3種ともに、たった一匹だけに刺されたからといって人間が死に至ることはありませが、刺された傷は激しい痛みを伴います。蜂の毒には、微量でも激痛を引き起こす成分が多数含まれているからです。何十匹・何百匹という数の蜂に刺された場合はより重傷になり、アナフィラキシーショックの危険性も高まります。さらに、スズメバチの場合は針で刺してくるだけでなく、針の先端から毒液を放出して攻撃も行いますので、目に入ってしまった場合、最悪失明する可能性もあります。

アミン類

スズメバチ  アシナガバチ  ミツバチ  主な症状
ヒスタミン ヒスタミン ヒスタミン 痛み・痒み
セロトニン セロトニン
ポリアミン ポリアミン ポリアミン
アセチルコリン
カテコールアミン

アミン類の中でも最も痛みを感じるのが「セロトニン」です。

低分子ペプチド

スズメバチ アシナガバチ ミツバチ 主な症状
ハチ毒キニン ハチ毒キニン メリチン 痛み・痒み
マストパラン マストパラン MCDペプチド ヒスタミン遊離
白血球遊走ペプチド アパミン 溶血

メリチン、ハチ毒キニン、マストパランなどを含み、神経毒、溶血等に作用します。

酵素類

スズメバチ アシナガバチ ミツバチ 主な症状
ホスホリパーゼA ホスホリパーゼA ホスホリパーゼA 組織障害・溶血
ヒアルロニダーゼ ヒアルロニダーゼ ヒアルロニダーゼ 組織障害
プロテアーゼ 組織障害

ヒアルロニダーゼ、ホスホリパーゼAなどを含み、酵素作用の他にアレルゲンとして作用します。

非酵素系神経毒

オオスズメバチ 主な症状
マンダラトキシン 神経毒

蜂毒アレルギー

蜂毒アレルギーとは、蜂に刺されたとき、かゆみのような皮膚炎、または嘔吐や寒気などの症状を起こすことがあり、蜂毒の中にはアレルギー反応を起こす成分(ヒアルロニダーゼ、ホスホリパーゼA)やヒスタミンが含まれているため、場合によっては重症のアナフィラキシーに至る危険性があります。蜂毒に特有なのは反応時間が早い事で、蜂に刺されてからその多くは約15分以内には症状が出てきます。蜂毒にアレルギーがなければ、刺された箇所に軽い痛みやかゆみ、腫れなどが起こり(局所症状)、数日程度で消えていきますが、蜂毒にアレルギーがある場合は、刺された人の約10~20%が、全身のじんましんなどの皮膚症状や嘔吐、浮腫、呼吸困難などのアナフィラキシーショックを起こし、数%は意識障害や急な血圧低下を起こします。さらに最悪の場合は、アナフィラキシーの症状が出てから心停止までの時間は15分ぐらいしかありません。因みに日本では年間、20人ほどがアナフィラキシーショックで亡くなっています。

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