タウリンを多く含む食品

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タウリン

タウリンは肝機能を助ける成分として広く知られている一方、生活習慣病の予防にもなるとして注目を集めています。
タウリンは人の体内で合成することのできる成分ですが、それだけでは足りないので、食品から補う必要があります。では、どのような食品多く含まれているのでしょうか。

タウリン

タウリンを聞いた事がある人は思い浮かぶのが栄養ドリンクかと思います。タウリンはアミノ酸の一種で体内でも合成が出来る成分でもあります。主に体内の筋肉に存在していますが、主な働きとしては肝機能を高めてくれることです。

タウリンが豊富な食品

タウリンは魚介類に多く含まれています。
タウリンは魚介類にとっては生命維持のために欠かせないタンパク質で、養魚用の飼料添加物としても使用されています。
ブリの幼魚にタウリン無添加の飼料とタウリン添加の飼料を与えてタウリン濃度を調べる実験では、タウリン無添加の飼料を与えられていた幼魚の多くは死んでしまったため、途中で実験が打ち切られたそうです。
そのくらい魚介類にとっては大切な栄養素ですので、含有量が高いのもうなずけます。
中でも含有量が高い魚介類は以下の通りです。(100gあたり)

・牡蠣 70~1180mg

・サザエ 1500mg

・ホタテ 670~1000mg

・アサリ 210~420mg

・やりいか 700mg

・真ダコ 900~1670mg

・カツオ 160~830mg

・ブリ 180~670mg

・真アジ 230mg

・エビ 60~215mg

・ミル貝 730mg

・ハマグリ 550mg

・ズワイガニ 450mg

・牛肉 0.14mg~1.3mg

・鶏肉 0.7~3.6mg

時期や部位、種類によってばらつきはあるようですが、貝、タコ、イカといった軟体生物に多く含まれていることは間違いがないようです。また、魚は血合いの部分にタウリンが豊富に含まれていると言われます。肉類にも含まれていますが、魚介類と比べると含有量がかなり少ないです。

タウリン

タウリンの上手な摂取法

タウリンは水溶性なので、水に溶けやすい性質を持っています。
水に流れ出してしまうと、含有量の50%くらいしか摂取できないといわれますので、調理した魚介類から出てきた水分まで一緒に食べられるような食べ方をするのがおすすめです。また熱に弱く、焼いたり煮たりすると30-50%減ると言われています。
タウリンは、お酒をよく飲む人や高コレステロールな食事をしている人は、1日に3000mgは摂取する必要があるといわれています。
食事だけでは難しいと感じる人は、サプリメントを利用してもいいかもしれません。

タウリンが不足するとどうなるか

肝臓は、脂肪分の代謝、アルコールなどの解毒、消化・吸収を助ける胆汁の分泌を行っています。
タウリンはこれらのはたらきを補佐し、助けるだけでなく、弱った肝臓の細胞を再生したり、修復したりする作用も持っています。
また、血中コレステロールの量を抑制したり、インスリン分泌を促して血糖値を下げたり、血圧を下げる効果もあります。
心筋の収縮力を高めて血流量を増やしたり、気道収縮を予防して気管支ぜんそくを改善する、といったはたらきもあるようです。
そのため、タウリンが不足すると、高血圧の確率が上がる、心臓の働きが弱くなる、動脈硬化のリスクが上がる、血糖値が高くなる、等といった生活習慣病を進行させることになりかねません。

まとめ

タウリンは植物にはほとんど含まれず、魚介類に多く含まれています。
魚介類の中でも貝類やタコ、イカといった軟体生物に多く含まれていますが、なかなか毎日は食卓に上がらない食品ですし、食品からは1日の摂取目安は取りにくいため、日頃からお酒などを良くむ方で肝臓に負担をかけている自覚のある人は、サプリメントなどで補給してもよいかもしれません。

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