タウリンの過剰摂取と副作用

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タウリン

タウリンは主に肝臓の働きをサポートしてくれる成分として知られていますが、どれだけ摂取すれば効果が表れやすいのでしょうか。
また、過剰摂取することで体に副作用や悪影響を及ぼすことはないのでしょうか。

タウリン

タウリンとは、アミノ酸 の一種で、体内で合成することができる成分です。食べ物ですと、イカやタコ、牡蠣等の魚介類に多く含まれています。体内では心筋や筋肉、目の網膜、脾臓、脳、肺、骨髄などに存在しており、そのうちの50-80%は筋肉に存在しています。胆汁の成分である胆汁酸と結合し、消化作用を助け肝機能を高める作用や、コレステロール値を下げる効果、動脈硬化の予防、高血圧を予防効果があるとされています。

タウリンの摂取量について

タウリンは上記でも述べてように、人の体体内で合成可能なアミノ酸です。
合成分では足りないので食事から摂取する必要がありますが、1日の食事からの摂取量はおよそ50mgから、多い人でも250mg程度と言われています。
一日の標準摂取量として理想とされているのは500mgですが、それにすら普段の食生活では届きません。
日常的に晩酌をする人やカロリーの高い食事をする人は、1日当たり3000mgのタウリンが必要と言われていますので、圧倒的に足りていないことになります。流石に毎日、イカやタコ、牡蠣を大量に食べる訳にいきません、そこで効率的にタウリンを摂取するために用いられるのがサプリメントです。

タウリンの含有量(100gあたり)

牡蠣…70-1180mg サザエ…945-1500mg タコ…593mg イカ…126-700mg

タウリンを過剰摂取すると?

サプリメントは体に必要な栄養素を効率良く、しかも手軽に摂取することのできる便利なものですが、食事の内容によっては成分の摂りすぎが懸念されます。
基本的に、タウリンは体内で生成される成分の為、過剰摂取しても不要分は体外に排出されてしまうので、そのため副作用といったものはないとされています。
しかし、まれに吐き気や食欲不振、下痢、便秘などの胃腸への異常、不快感を感じる人がいるようです。
また、胃酸の分泌を促す効果によって胃潰瘍のリスクを上げたり、インスリン分泌の促進によって低血糖を起こす場合もあるとのこと。
一方、高血圧の人がタウリンを常用すると、タウリンの作用によって血圧が低くなりますが、摂取をやめたとたん血圧がまた元に戻ってしまうという報告もあります。
この血圧のリバウンドが体に負担をかけてしまいます。
さらに、タウリンには天然のもの(海洋生物などから採ったもの)と人工のもの(化学物質を合成したもの)がありますが、人工タウリンは生活習慣病やがんの発病などに関連性があるとして、使用を禁止している国もあるそうです。

サプリ

薬との飲み合わせにおける注意点

タウリンと同時摂取すると危険と言われている薬が、アスピリン(アセチルサリチル酸)です。
アスピリンは鎮痛剤、解熱剤、抗炎症剤として広く使われている薬で、市販薬としても簡単に手に入ります。
知らずに使用している場合も多いことでしょう。
アスピリンの副作用として、嘔吐、食欲低下、じんましん、肝機能低下、胃痛、血尿などが挙げられます。
アスピリンをタウリンと一緒に摂ると効果が増強されますが、同時に副作用が起きるリスクも上げてしまいます。

まとめ

タウリンは基本的には副作用はないと言われていますし、通常の食事では過剰摂取になることはありません、むしろ足りないぐらいなので、サプリメント等で摂取する必要があります。サプリメント等で摂取する際は、記載されている摂取量を守るようにしてください。     また人によってはタウリンの摂取によって消化器系の不調を訴えることがあります。栄養分の限界摂取量は人によって異なりますので、平均値が必ずしも安全な数値とは限りません。また、アスピリンとの同時接種は、アスピリンの副作用のリスクを上げるので避けるべきです。

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