レシチンが脳に与える健康効果

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レシチン

レシチン内の神経伝達物質の生成に作用する重要な成分であり、アルツハイマーや認知症を防ぐ効果があると言われています。大豆や卵黄といった身近な食材に豊富に含まれている手軽な成分ですので、レシチンを摂って健康なをつくりましょう。

神経系に作用するレシチン

レシチンとは、リン脂質と呼ばれる脂質の一つであり、神経系組織に多く含まれています。またアセチルコリンという神経伝達物質を生成するのに必要な物質であることから、記憶や学習能力に関わると言われています。

脳では神経細胞の間を伝達物質が行き来することで、思考や記憶などの働きを行っています。レシチンを構成する成分の一つであるコリンは、体内に入るとやがて脳内に入り、神経伝達物質であるアセチルコリンをつくる原料となります。脳内のアセチルコリン濃度が思考能力や記憶を保持する能力を高めると言われており、レシチンを摂取することで脳機能を保持できるとされています。

特にホスファチジルコリンというレシチンは、脳機能だけでなく筋肉のコントロールなど様々な生化学的な神経伝達をサポートしており、ホスファチジルコリンが不足することで物忘れや不眠症、けいれんなどが起こりえます。

 

また脳機能を改善する効果から、アルツハイマーや認知症を予防する効果も期待されています。

人間の脳内には、約140億個ともいわれる脳細胞があり身体のあらゆる作用をサポートしています。これらの脳細胞の働きにはレシチンが必要であることから、「脳の栄養素」と言われています。しかしながら、成人した辺りから脳細胞の数は徐々に減少していき、一日で23万個ほど破壊されていきます。これが不規則な生活習慣などでより多く減っていくようになると、アルツハイマーや認知症を引き起こすようになります。

さらに脳の神経線維にあるミエリン鞘という絶縁質は、レシチンから構成されています。このミエリン鞘が傷つくと神経線維も損傷して認知症の原因となります。

したがって、レシチンをしっかり摂取することで、脳細胞の減少を抑えかつ神経線維を保護することができます。またアセチルコリンの生成を促進して脳機能を高める効果から、レシチンにはアルツハイマーや認知症を予防できると言われています。

効果

アセチルコリンとは

アセチルコリンは、数多く存在する神経伝達物質の中で最初に構造や機能が解明されたものです。脳内では学習や記憶など作用する神経伝達物質として働きますが、身体に対しても筋肉などに作用してエネルギー代謝に関係する伝達物質として機能します。

アセチルコリンの量が増えると記憶力や集中力が増すことが研究で確認されています。これに関係することで、一日のうちに集中力が高い時間と低い時間があることにアセチルコリンが関係していると言われています。食後にエネルギーを補給したとたんに集中力が増した経験がある方も多いと思います。これは食事からレシチンを摂取して生成されたアセチルコリンが脳を冴え渡らせてくれるのも一つの理由とされています。また集中力が持続しづらいのは、頭を使い続けているとアデノシンというアセチルコリンを抑制する神経伝達物質が増え始めるからとも言われています。

レシチンを摂るには

レシチンは大豆や卵黄に多く含まれています。

豆腐などの大豆を加工した食品や、卵を使った一般的な食品を食べることで摂取できますので、さほど食事の変化を意識せずに摂ることが出来ます。

レシチンは記憶能力や学習能力を高める効果を持つ優良成分であり、特にサプリメントや医薬品などに頼らず身近な食材から摂取することが出来ます。最近はインスタント食品など手軽な食事が増えていますが、豆腐や卵といった昔ながらの食べ物を食べて頭を良くしませんか。

食事

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