酵素の種類と働き(潜在酵素編)

この記事の所要時間: 457

酵素

酵素という言葉は、よく耳にしますよね?聞きなれている言葉なのですが、酵素の働きについて説明をしてください!と言われたら説明できる方はどれ位いらっしゃるのでしょうか?私は、全く出来ませんでした。種類さえも言えませんでした。これではいけないと改めて酵素についてのお勉強をしようと思った次第です。

酵素とは?

酵素は、消化酵素、代謝酵素、食物酵素の3種類があります。その内の消化酵素と代謝酵素は、体内で作られている酵素(潜在酵素)、食物酵素は、体内には存在せずに摂取によってのみ得られる酵素です。消化酵素は、食物の分解、代謝酵素は、栄養素を利用し体の修復や再生をし、食物酵素は、食物の消化の補助をします。酵素は、人間の生命維持になくてはならないものです。

触媒

触媒とは、生命活動の色々な化学反応を仲介する役割のことをいいます。体は、体内でおこる様々な化学反応により保たれているのです。消化などの体を維持するための活動や、思考や神経の働きなど、すべての活動は体内で様々な成分が化学反応を起こして行われています。このような化学反応のパイプ役のような役割を「触媒」といい、この触媒が「酵素」の役割というわけです。

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消化酵素とは

消化酵素は、炭水化物分解酵素、タンパク質分解酵素、脂肪分解酵素に分けられます。炭水化物を分解するのは、唾液の中に含まれているアミラーゼ、たんぱく質を分解するのは、胃液に含まれているプロテアーゼ、脂肪を分解するのは、膵液の中にあるリパーゼという酵素の働きによります。

炭水化物分解酵素

●アミラーゼ

でんぷんをブドウ糖に分解する酵素(果物、野菜、麺類、パンなど)唾液や膵液に多く含まれる。炭水化物をブドウ糖、マルトース、オリゴ糖などに分解する。糖やでんぷんの消化不良があると体内で発酵し、腹部不快感などの症状。

~アミラーゼを多く含む食材~

キャベツ、ナス、ショウガ、じゃがいも、パプリカ、バナナ、パイナップル、キウイ、梨、レタス、ほうれんそう、サラダ菜、モロヘイヤ、クレソン、スプラウト、ゴーヤ、かぶ、大根、アボカド、柿、ぶどう、林檎、メロンなど

タンパク質分解酵素

●プロテアーゼ

タンパク質アミノ酸に分解する酵素。胃液に含まれタンパク質を分解する。プロテアーゼはタンパク質中のペプチド結合を切断する酵素である。食物に含まれているタンパク質を一度分解し、吸収しやすいタンパク質へと変化させてくれる。吸収を助ける非常に重要な物質。

~プロテアーゼを多く含む食材~

麹、納豆菌、パパイヤ、パイナップル、イチジク、キウイ、キャベツ、セロリ、ピーマン、パセリ、生姜、にんにく、梨、バナナ、林檎など

●ペプシン

胃の粘膜から分泌される胃液に含まれているのがペプシン。動物の胃で働く タンパク質分解酵素の一つで、アスパラギン酸プロテアーゼの一つ。ペプシンは、タンパク質の最適な初期消化に必要不可欠な酵素。

●トリプシン

膵臓の膵液に含まれている消化酵素の1つで、タンパク質分解酵素。たんぱく質を消化する役割をする。食物に含まれるたんぱく質を消化するため、十二指腸で活性化されて作用が高まる。しかし、トリプシンの働きが高まると、膵臓が自己消化を行ってしまい、炎症などを起こす可能性がある。

●キモトリプシン

膵臓で作られる消化酵素。キモトリプシンの役割は、トリプシンとほぼ同じといわれている。消化酵素の不足を補い、潰瘍や損傷をきたした部分の自然治癒力を高める。

脂肪分解酵素

●リパーゼ

胃液や膵液に含まれ脂肪を消化する。脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解する酵素。膵臓から分泌され、体内に入った中性脂肪が、十二指腸で胆汁によって乳化された後にリパーゼが分解する。リパーゼにはホルモン感受性リパーゼ(HPL)とリポ蛋白リパーゼ(LPL)の2種類がある。体の中の様々な消化器官やホルモン分泌を行う器官、生殖器官などで中性脂肪の分解、消化をする。脂肪細胞で脂肪を消化する。脂肪の消化が不完全になると消化器官の中で酸敗し悪臭やコレステロールのバランスを崩す原因となる。

~リパーゼを多く含む食材~

大根、セロリ、明日葉、ほうれんそう、トマト、カリフラワー、カボチャ、グレープフルーツ、イチゴ、いちじく、納豆、とうもろこし、人参、キュウリ、西瓜、梨、落花生、キノコ類、植物の種子など

代謝酵素とは?

代謝酵素とは、代謝をつかさどる酵素です。消化酵素で変えたエネルギーを、体内で働かせる役割をします。 新陳代謝によって健康を維持する、臓器を正常に働かせる、毒素を排出する、自然治癒力や免疫力を高めるなど、代謝酵素は、人間の生命維持になくてはならないものです。また、話題のSOD酵素と呼ばれる体内酵素は、体細胞が酸化するのを抑えてくれる働きをもっています。正確にはスーパーオキシドディスムターゼの略で、活性酸素を除去する酵素という意味です。強力な抗酸化作用があり、増えすぎた活性酸素を除去することで、老化の予防や疾病予防を行い、健康維持に重要な役割を果たしています。

◉新陳代謝を促進…吸収された栄養を体中の細胞に届けて、有効に働く手助けをする。

◉有害物質の解毒作用…毒素を汗や尿の中に排出。 解毒、抗酸化。

◉自然治癒力の増加…体の悪い部分を修復し、病気を治す。

◉免疫力の向上…免疫力を高める。病気や感染症予防。

◉血液をキレイにする…常に血液を綺麗に保つ。

◉脂肪分解…余計な脂肪を分解して排出。

SOD酵素…活性酸素を除去する酵素、抗酸化作用、動脈硬化、高血圧、糖尿病、美肌効果

まとめ

酵素シリーズは、まだ続きます。酵素には、まだ驚くような効果が隠されていそうなのでワクワクしております。続きは、酵素の種類と働き(食物酵素編)でご覧下さいませ。

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