ミネラルの効果効能と役割④(セレン・モリブデン・ヨウ素)

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5大栄養素のひとつのミネラル、人間に必要なミネラルは16種類あります、それらミネラル(セレン・モリブデン・ヨウ素)の効果効能役割を纏めてみました。

ナトリウム・マグネシウム・リン

カリウム・カルシウム・クロム・マンガン

鉄・銅・亜鉛

硫黄・塩素・コバルト

セレン

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セレンとは、必須ミネラルのひとつで体内では、抗酸化反応を司る酵素やたんぱく質を構成し、体内で過酸化物質を分解する抗酸化作用に重要な役割をはたしており、ビタミンEと似たような働きをします。過酸化脂質とは、細胞膜などに含まれる不飽和脂肪酸が酸化するとできる有害な物質で組織を老化させ動脈硬化の原因1つです。セレンは過酸化脂質を分解するときに働く酵素の成分で老化防止に働く作用があります。また免疫力を高めて癌に対する抑制効果があると言われています。特に、前立腺ガン、肺ガン、結腸直腸ガンの発生を抑え、転移を防ぐといわれています、前立腺がんの場合には、血中・血しょう中・足の爪のセレン濃度を測定し、食事でのセレンの摂取量を増加するとリスクを減少させるという結果が出ているそうです。他には発育と生殖に必要であり、精子の運動性を維持する上で重要な働きをしています。

セレンが欠乏すると、うっ血性心不全、心臓突然死、不整脈などの症状、フケの増加、髪が抜ける、白内障にかかりやすくなる、シミが増える、大気汚染に弱くなる、筋力が低下、心臓が弱り心筋症・不整脈・動脈硬化が起こる、発ガンリスクが高まる、老化が早まる、男性では精子が減る、女性では更年期障害の症状が増す等がありますが、セレンの吸収率は50%以上で、魚介類や穀物など様々な食材から摂取できるため、セレンが欠乏する心配は殆どありません。逆に摂取し過ぎには注意が必要です。セレンは、ほかの微量ミネラルと比べて毒性が強く、必要量と中毒量の範囲が狭い為、サプリメントなどで過剰に摂取には気を付けてください。過剰摂取の症状としては、爪の変形や脱毛、胃腸障害、嘔吐、腹痛、下痢、疲労感、焦燥感、末梢神経障害や更に酷いと、重症の胃腸障害、神経障害、心筋梗塞、急性の呼吸困難、腎不全などを引き起こす可能性が高くなります。また、妊娠中は、催奇形性や流産のおそれがあるため過剰摂取は避けてください。

主な効果
  • 老化や病気から体を守る効果
  • ガンを予防抑制する効果
  • 精子の増加

モリブデン

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モリブデンとは、人が活動するために必要な代謝に関わる必須ミネラルのひとつで、あらゆる動物の体内に存在し、人間の体内には約9mgあり、肝臓、腎臓に存在する微量ミネラルです。肝臓、腎臓内では、亜硫酸・アルデヒド・キサンチンなどの酸化酵素の活性を助け、他には鉄分を利用して貧血を予防したり、酵素の構成成分となり、糖質や脂質の代謝を助ける働きをしています。モリブデンは鉄の働きを大きく関係することから「血のミネラル」とも呼ばれていおり、血液をつくるために必要な鉄が不足すると、肝臓に蓄えられている鉄の運搬を助けて、鉄の利用効率を上げ造血を促す働きがあります。この働きにより、モリブデンは鉄が不足して起こる鉄欠乏性貧血を予防する効果があるといえます。モリブデンはまだ未解明な部分もあり、体内での詳細な働きなどは明らかになっていません。

モリブデンは植物性食品の中では、豆類に多く含まれていて、動物性食品の場合は、レバーに多く含まれていますが、食品中に含まれるモリブデンの量は非常に微量で、その量を正確に分析することはとても難しい為、食品成分表にもモリブデンの量は記載されていません。

モリブデンが欠乏すると、貧血、疲労、尿酸代謝障害、不妊、尿や血液中の尿酸の減少が起こったり、神経過敏、昏睡、頻脈などの神経症状などの症状がありますが、食品からのモリブデンの吸収率は高く、欠乏しにくく、また過剰に摂取されたモリブデンは尿中に排泄され、排泄することにより体内のモリブデン濃度が一定に保たれていますの過剰摂取の恐れは少ないですが、体内の銅の量が極端に少ない場合には、モリブデンの中毒症状が起こるリスクが高まります。症状としてもまだ研究段階で、モリブデンの急性中毒では下痢をともなう胃腸障害や、昏睡、心不全によって死にいたる可能性があると考えられています。

主な効果
  • 貧血を予防する効果
  • 食道ガンを予防する効果

ヨウ素

ヨウ素とは、ヨードとも呼ばれており、人間にとって必要不可欠なミネラルのひとつで、ヨウ素は人間の体内全体には約25mg程度存在しており、そのうち甲状腺に約2/3程度存在しています。甲状腺は、のどの辺りにある指先ほどの大きさの器官です。甲状腺は、人間が生きていくための代謝の維持に必要な様々なホルモンを分泌する器官で、ヨウ素は甲状腺から分泌されるホルモンの主要な構成成分となり働いています。

ヨウ素には殺菌作用もあり、手術前に使用される消毒液や、うがい薬などの消毒薬として使用されています。

ヨウ素が欠乏すると、脱毛、貧血、体力の低下、倦怠感、成長障害などの症状、成長期には発達異常や精神遅延などがみられ。妊娠中にヨウ素が欠乏すると、胎児に脳の未発達や成長障害が起こったり、出生後に甲状腺腫や甲状腺機能低下がみられるクレチン症という疾患が起こりますが、ヨウ素は吸収率が高く、海のミネラルと言われており、海藻を食べる習慣のある日本では、日本ではヨウ素の欠乏症は見られることが殆どありませんが、世界的には不足気味の栄養素とされています。逆に日本ではヨウ素の過剰摂取が問題になることがあります、通常は排出され体内で量を調節してくれますが、過剰摂取をし続けると、甲状腺肥大や甲状腺腫などの症状がみられます。また甲状腺ホルモンは基礎代謝を調節するホルモンでもあるため、ヨウ素の過剰摂取によって体重増加、頻脈、筋力低下、皮膚熱感などの症状がみられることがあります。

主な効果
  • 基礎代謝を高める効果
  • 成長を促進する効果
  • 子どもの知能や身体の発育を助けるといった効果
  • 皮膚や髪の毛、爪を健康に保つ

まとめ

体内に必要なミネラル類ですが、セレン、ヨウ素は少なすぎても、多すぎても注意が必要なミネラルなので普段の食生活から注意が必要です。その他ミネラル類はローヤルゼリーに豊富に含まれていますので参考までに。

ローヤルゼリーの成分と効果効能

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