コラーゲンとヒアルロン酸はどう違うのか

この記事の所要時間: 310

コラーゲン

コラーゲン、ヒアルロン酸。最近よく聞く名前になりました。特に、美容の分野でこれらが利用されていますね。肌に良いとの認識が一般的でしょう。
しかし、両者は似て非なるもので、お互いを補完しあっているとも言えます。さて、その意味とはいったい。ここでは、2つの性質や特徴、役割についての違いを紹介します。

コラーゲン

コラーゲンと聞くだけで肌に良いイメージが定着していると思います。そんなコラーゲンは実は、たんぱく質です。たんぱく質と聞くと筋肉をイメージしがちかと思います。このコラーゲンを私たちは体の中にたくさん持っています。皮膚や人体、軟骨、骨、血管をつくっているのです。人のたんぱく質に占めるコラーゲンの割合は多く、30%ともいわれています。そのうち40%が皮膚、20%が軟骨や骨に存在。残りは体中に分布しています。
コラーゲンの特徴は弾力性です。コラーゲン繊維といってコラーゲン分子がたくさん集まってできたもの。軟骨や骨にはこれがぎゅっと詰まっています。
ちなみに、お菓子作りに使われるゼラチンですが、あれはコラーゲンを変形させたものです。コラーゲンの弾力性を理解してもらえると思います。
次にコラーゲンが果たす役割について考えてみましょう。ゼラチンのように弾力性に富んだ物質が軟骨、皮膚等で果たす役割とは何か。それは、電車を連結させるように、細胞と細胞をつなぐ働きです。皮膚についていえば、しわやたるみを防ぐ役割、血管ではしなやかさを保ち動脈硬化を防ぐ役割を果たしていま。                          残念なことに、コラーゲンは20歳頃をピークに減少しはじめ、加齢とともにコラーゲンの質も低下します。他にも紫外線や活性酸素によってもコラーゲンの質は低下していきます。

コラーゲン

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸もコラーゲンと同じく、体中に存在します。皮膚や目、脳、軟骨といった場所です。ヒアルロン酸はネバネバした、ムコ多糖といって、2種類の糖が交互につながった構造をしており、胎児と胎盤をつなぐへその緒や鶏のとさかに含まれます。
ヒアルロン酸にはたくさんの水分を保持できるという特徴があります。保持できる水分量は重量の約6000倍(ヒアルロン酸1gで水6リットル水を保ちます)。人のからだの60%は水分でできているという事実がヒアルロン酸の重要性を示しています。
ヒアルロン酸が果たす役割は、細胞を守ることと、栄養を運ぶことです。細胞を守るとは、例えば眼球のまわりを覆っている薄い膜にはヒアルロン酸が多く含まれています。それは眼球保護(ドライアイ予防)の役割を果たしています。栄養素を運ぶ仕事とは、水分を介して細胞にいきわたらせるということ。栄養素は血管を通して運ばれるのですが、血管は細胞の隅々まで通っているわけではありません。細胞同士の運搬はヒアルロン酸です。                                        ヒアルロン酸もコラーゲンと同様に加齢と共に減ってしまいます。20歳をピークに減り始めていきます。40歳代からは更にその減少が早まりますのでヒアルロン酸の重要性を考えると補いたい成分の1つです。

まとめ

弾力性のコラーゲンと保水性のヒアルロン酸。私たちのからだは、この2つにより細胞同士の結合と保水、栄養の運搬がスムーズになされているのです。例えば、コラーゲンが不足したら軟骨がすり減るかもしれないし、骨が弱くなるかもしれません。ヒアルロン酸が不足した場合もまたしかりです。お互いが補完しあっているとはこうした両者の関係を示しています。
2つは年齢とともに減少していくため、健康維持のためには、サプリメントを活用するなどある程度、他から補ってあげることも必要でしょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加