グリコーゲンとは

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グリコーゲンたっぷり牡蠣

グリコーゲンは特にスポーツをしている人には欠かせないエネルギー源として知られています。言葉は聞いたことがあっても、グリコーゲンが何からできてきて、どんな働きをするのかを知っている人は意外に少ないのではないでしょうか。
ここでは、グリコーゲンとは何か、どのような役目を担っていて不足するとどうなるのか、という点を述べていきたいと思います。

グリコーゲンとは何か

グリコーゲンとは、グルコースがたくさん繋がって出来ている、多糖類という成分です。
グルコースとはブドウ糖の事ですので、人は炭水化物や糖分(糖質)を摂ることで摂取しています。
グルコースは食事によって体内に摂り入れられ、血液によって体中へ運ばれ、細胞のエネルギー源となります。
この時余ったグルコースは、グリコーゲンとなって筋肉や骨格筋、肝臓に保存されます。
筋肉に貯蔵されるグリコーゲンはおよそ1000kcal、肝臓に貯蔵されるグリコーゲンはおよそ300~400kcalと言われています。簡単に言うとエネルギーを体内に一時的に貯蔵しておく物がグリコーゲンなのです。しかしグリコーゲンとしての貯蔵容量を超えるグルコースを摂取した場合、過剰分は中性脂肪に変換されて脂肪となります。これは炭水化物の摂り過ぎというわけになります。

グリコーゲンの役割

筋肉に貯蔵されているグリコーゲンは、主に激しい運動や急激な運動を行った際のエネルギー源として使われます。
一方、肝臓に貯蔵されているグリコーゲンは、血糖値の調節(血糖値が下がってきたらブドウ糖を放出)や脳へのエネルギー供給に使われています。疲労回復にも重要な役割を果たしており、ブドウ糖が不足してしまうと身体が疲れやすくなってしまいますのでグリコーゲンを摂ることによって疲労しにくい身体づくりに貢献します。
筋肉をたくさん使う時に使用されるのが筋肉のグリコーゲン、生命維持のためと脳に栄養を送るために使われるのが肝臓のグリコーゲンです。グリコーゲンは脂肪と比べてすぐに使えるエネルギーと思っていただくと良いですが、筋肉に溜まっているグリコーゲンは1000kcal程度なので比較的早くなくなってしまうので運動やトレーニング最中でも小まめにエネルギー補給の必要があります。エネルギー補給をしないと逆にタンパク質をエネルギーにする為、筋肉が削られていきます。

ダイエット

グリコーゲンが不足すると

長距離走や自転車ロードレース、クロスカントリー等、長い時間たくさん筋肉を動かすスポーツを行う人が最も警戒するのがハンガーノックという現象ですが、これはグリコーゲンが枯渇してしまった状態の事をいいます。
筋力が突然入らなくなり、体を動かすことができなくなってしまう他、ひどくなると意識障害に至ります。
これは極度の低血糖が考えられます。長時間の身体を動かす運動やトレーニングの際は小まめに糖質を補給するようにすると良いでしょう。
同じくエネルギー源である脂肪は、時間をかけないとエネルギー還元が出来ないので、あまり激しくない適度な運動ならば脂肪を燃焼させてエネルギーに変換することができるのですが、激しい運動では間に合わないのです。逆に筋肉をエネルギーに使われて筋量が落ちてしまいます。また、肝臓のグリコーゲンは何もしなくても13時間くらいで空になります。
夕食を食べてから朝まで何も食べないと、寝ているだけで肝臓のグリコーゲンはなくなりますから、朝食を食べることは一日を健やかに過ごすためにとても大事です。
脂肪は脳のエネルギー源になりませんから、グルコースを摂取しないと、脳が飢餓状態になってしまいます。
すると、集中力がなくなったり、イライラの原因になります。逆に摂取し過ぎると脂肪になってしまうのでダイエットなどを考えるなら過剰に糖質を摂り過ぎない様にすればグリコーゲンとして筋肉や肝臓に貯蓄され綺麗にエネルギーとして使われ余分な脂肪となることもないです。

まとめ

グリコーゲンは生命維持に欠かすことのできない成分です。
グリコーゲンのはたらきを理解することで、体に負担をかけない運動ができるようになります。特に激しい運動やトレーニングをする人にとってはエネルギーとして重要な物資でもあります。グリコーゲンを上手に摂取して効率の良いトレーニングをしたり、また、余分に糖質を摂らない事でダイエットにも効果的です。

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