ニンニクに含まれる健康成分

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ニンニク

ニンニクは昔は薬として重宝され、食用として気軽に手に入るようになった現代でも滋養強、

疲労回復、殺菌作用などに効果があるとして様々な料理に用いられています。また、ニンニク

の特徴はその強い香りにありますが、この香りにも健康に役立つ成分が含まれているのです。

ニンニクが含有している健康成分と、その成分がそれぞれどのような役割を担っているのかを

見ていきましょう。
ニンニクのにおい成分 アリインとアリシン

ニンニクが強い香りを放つ原因は、アミノ酸の一種アリインという有効成分にあります。

このアリイン自体は無臭なのですが、ニンニクが切られたりすりおろされたりして外気に触れ

ると、分解酵素アリイナーゼという成分と反応して、硫黄化合物であるアリシンとなります。

このアリシンがにんにく特有の強い香りを持っているのです。

アリシンは殺菌作用・抗菌作用に優れていて、ジフテリア、マラリア、ブドウ状球菌等の毒素

の強いものも殺菌すると言われています。最近では、胃ガンや胃潰瘍の原因でもあるピロリ菌

やO-157菌にも殺菌・抗菌効果があると言われています。そのため、あまり摂取しすぎると

胃の粘膜を傷めてしまうことも。摂取量には注意が必要です。

また、アリシンはビタミンB1の作用によってアリチアミンという物質に変換されます。

ビタミンB1はエネルギー代謝に必要不可欠なビタミンですが、水溶性のためにたくさんとっ

てもすぐに排泄されてしまう、体への吸収が難しい成分です。

一方、アリチアミンとなったビタミンB1は脂溶性(通常のビタミンB1は水溶性)。脂溶性成

分は水溶性成分よりも長い間体内に留まることができるため、エネルギー発生率が上がりま

す。これが、ニンニクが滋養強壮、疲労回復に効くと言われる理由です。

にんにくには臭いの成分アリインとアリシンの成分以外にも、生のにんにくにはビタミン類

カリウム食物繊維等や非栄養性機能物質と呼ばれる成分を含んでいます。

新陳代謝を活発にするスコルジニン

また、アリインやアリシンには抗酸化作用があり、がん予防、老化予防、動脈硬化予防も期待

できます。

これは、アリシンが加熱されることによって変化する、スコルジニンという有効成分が関係し

ています。

スコルジニンは毛細血管の拡張や新陳代謝を活発化させることに効果があるとされています

が、これは抗酸化作用が関係しています。

食品の劣化はタンパク質脂質が酸化することで起こりますが、この酸化現象を防ぐ作用を抗

酸化作用といいます。

スコルジニンが持つ抗酸化作用によって、アンチエイジング効果はもとより、さまざまな生活

習慣病の予防に一役買っているのです。

また、スコルジニンはストレスの緩和にも効果があると言われています。

アリチアミン

アリチアミンは、アリシンとビタミンB1が結びついてできる成分です。この成分は糖をエネル

ギーへと変換し、代謝の効率をアップする効果が期待でき、代謝の効率がアップすれば、細胞

へと十分な栄養も行き渡りやすくなり、また疲労物質の排出も促される為、疲労の回復に効果

的です。疲労回復の他にもコレステロール値や血糖値、血圧を下げたりする効果もある成分で

す。

まとめ

上記の健康成分により、ニンニクを摂取することによって期待できる主な効果は、
①疲労回復、滋養強壮

②風邪やインフルエンザの予防

③殺菌・抗菌作用による食中毒の予防

④冷え性改善

⑤食欲増進・消化促進

⑥アンチエイジング効果

⑦がん予防

⑧様々な生活習慣病の予防

⑨肝機能の強化

の大きく分けて9点にまとめられます。

ニンニクは薬として使われるほど強い成分を持っていますので、摂取のし過ぎには注意が必要

です。

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