アミノ酸の種類と効果② 必須アミノ酸(リジン・メチオニン・トリプトファン)編

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アミノ酸は約500種類近く存在します。その中で人間に必要な種類必須アミノ酸9種類と、非必須アミノ酸11種類に分けられ、必須アミノ酸の中のリジン、トリプトファン、メチオニンついての効果効能をまとめてみました。

必須アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロンイシ)

必須アミノ酸(フェニルアラニン・ヒスチジン・スレオニン)

非必須アミノ酸(アラニン)編

非必須アミノ酸(アルギニン)編

リジンの効果

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リジンは必須アミノ酸で、必要不可欠なアミノ酸で体内で生成することができないアミノ酸です。身体を構成するたんぱく質の組み立てに必要な栄養素です。肉などの動物性たんぱく質に多く含まれており、ブドウ糖の代謝を良くして集中力を高めたり、カルシウムなどの吸収を促するほか、肝臓機能の強化などの効果があります。主に抗体やホルモン、酵素などをつくる機能を担っており、体の組織の修復や成長に関与しています。必須アミノ酸のため摂取しないといけないのですが、植物性たんぱく質中には含量が少ないため、米や小麦、とうもろこしなどの穀類たんぱく質では特に不足しているので、肉類や魚介類、牛乳やチーズなどの乳製品から摂取するのが良いとされています。リジンが欠乏すると、疲労しやすくなって集中力が低下したり、目の充血、めまいや吐き気、貧血などの症状が現れることがあります。また、肝臓の機能が低下して、血中の飽和脂肪やコレステロールが増加しやすくなります。また高齢の男性は若い人とより多くのリジンが必要とされます。

主な効果

・疲労回復効果、集中力を高める効果

体の組織を修復し成長に関わる働きがあります。たんぱく質の吸収を促進させ、ブドウ糖の代謝を良くして疲れをとり集中力を高める効果などがあります。

・肝機能を高める効果

アルコール摂取などで弱った肝臓の機能を高める働きがあり、リパーゼの働きを活発にして、脂肪酸が適切に利用されるようになります。

・単純疱疹を予防・改善する効果

・脳卒中の発症を抑制する効果

血圧を降下させ、脳卒中発症率を低下させる効果があります。

・髪の健康を保つ効果

男性脱毛症の改善に効果があり、近年では育毛剤の成分としても注目されています。

リジンは身体の中で生成されないため、食事などで摂取しなければなりません、リジンを含む

食材としては

  • チーズ、牛乳
  • 鶏肉

メチオニンの効果

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メチオニンは必須アミノ酸で、必要不可欠なアミノ酸で体内で生成することができないアミノ酸です。鶏肉・牛肉・羊肉などの肉類や、マグロ、カツオなどの魚介類、牛乳やチーズなどの乳製品、豆腐・納豆などの豆類や加工食品、ナッツ類や全粒小麦に含まれております。

硫黄を含んだ含硫アミノ酸で、肝臓で毒素や老廃物の排除や代謝を促進し肝機能を高め、アレルギーの原因となるヒスタミンの血中濃度を低下させる効果があります。また、うつ病や統合失調症を改善する効果があるとされています。さらに、メチオニンは育毛や発毛にも効果あるとされてます。

メチオニンが不足すると肝臓の機能が衰えてしまい、血中コレステロールの増加による動脈硬化や抜け毛を引き起こす原因になります。また、利尿能力が低下して老廃物の蓄積が進むことによりむくみが生じます。メチオニンはアルコールの過剰摂取によって、肝臓で大量消費されてしまいます。肝臓に入ってきた毒素や老廃物を排除したり、血中コレステロール値をコントロールする効果があるからです。注意点として、多量に摂取した場合には危険性が示唆されており、悪心、嘔吐、めまい、低血圧、興奮といった副作用があります。

主な効果

・肝機能を高める効果

肝臓の老廃物や毒素を体の外に排出して代謝を促進する働きがあります。代謝が良くなることで、血液中のコレステロールを燃焼させ、肝臓への脂肪の蓄積を防いでくれます。

・アレルギー症状を緩和する効果

メチオニンはアレルギーを引き起こすヒスタミンの働きを抑制する作用を持っています。

・うつ症状を改善する効果

記憶力の向上や、認知症の予防・改善といった脳の活性に効果があるとされてます。

・老化防止の効果

メチオニンは、抗酸化ミネラルであるセレンを運搬する役割を担っており、体内の抗酸化作用を高める効果があります。

・ヘアケア効果、その他効果

ミネラルのセレンと一緒に働くことで、水銀や鉛、カドミウムなどの有害重金属を体外へ排泄する効果があります。

メチオニンは身体の中で生成されないため、食事などで摂取しなければなりません、メチオニンを含む食材としては

  • 鶏肉、牛肉、羊肉
  • マグロ、カツオ
  • 牛乳、チーズ
  • 豆腐、納豆
  • ナッツ類

トリプトファンの効果

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トリプトファンは必須アミノ酸で、必要不可欠なアミノ酸で体内で生成することができないアミノ酸です。乳製品、大豆製品、ナッツ類などの様々な食物中のたんぱく質に含まれています。トリプトファンは、肝臓や腎臓で分解され、エネルギー源として利用されます。脳に運ばれると、ビタミンB6やナイアシン、マグネシウムとともにセロトニンを生成し、セロトニンが不足すると、睡眠障害やうつ状態、不安感などが引き起こされます。脳内のトリプトファン濃度が高まるとセロトニンが増えるとされ、催眠剤や鎮痛剤としての効果が期待されています。あまり摂取し過ぎると、肝臓で脂肪の変化が起こり、肝硬変を招く危険があります。さらに肝硬変の患者の場合、長期的に摂取すると脳内にトリプトファンが増えてセロトニンが過剰になり、脳の機能が低下して昏睡状態に陥ってしまう危険があります。

主な効果

・不眠を解消する効果

トリプトファンは脳に運ばれるとセロトニンをつくる原料となります。セロトニンには寝つきを良くする睡眠効果や、興奮や不快感を鎮めて精神を安定させる効果があります。

・アンチエイジング効果

トリプトファンには、体内で発生した活性酸素[※3]を除去する作用があることから、アンチエイジングの効果があります。

・鎮痛効果

・集中力、記憶力を高める効果

トリプトファンは、ドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質をつくるために、チロシンと一緒になって働き、気分を高揚させてやる気を生み出すホルモンです。

・月経前症候群を改善する効果

鎮痛作用や精神を安定させる効果があるため、月経前のイライラや体の不調を改善できる効果あります。

・その他の効果

コレステロール値や血圧を調整する、性機能を高める、更年期障害の症状を緩和するなど多くの効果があります。

トリプトファンは身体の中で生成されないため、食事などで摂取しなければなりません、トリプトファンを含む食材としては

  • 乳製品
  • 大豆製品
  • ナッツ類

まとめ

必須アミノ酸のリジン、メチオニン、トリプトファンについてまとめてみました。必須アミノ酸は何らかの形で経口で摂取するしかありませんので、不足しがちと思う方はサプリやローヤルゼリーで摂取するのをお勧めします。

必須アミノ酸(バリン・ロイシン・イソロンイシ)

必須アミノ酸(フェニルアラニン・ヒスチジン・スレオニン)

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